ゴジラの味噌汁

かげろう(!日記)
'!' は論理演算子 Not です。
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03年  12月 某日

■  大修理
仕事の方も12月になってさすがに少しは忙しくなって来た所に面倒な大修理が2件重なった。
一つは石材用のクレーン車。トラックで運搬中にロープを掛けなかったので荷台から落してグチャグチャになった上にガソリンに引火してエンジン周りが丸燃えになっている。それでも怪我人が無かっただけ幸いである。

普通ならメーカーに送り返して直してもらうレベルの大修理だがこの不況でメーカーが潰れちゃってるのでウチで何とかしなくちゃならない。メーカーが無くなって何が困るかといえば部品が手に入らなくなることだ。一部の部品は図面を描いて鉄工所に特注で作ってもらうしかない。それでも現物合わせだから修正が大変である。年内に片付くのだろうか。

もう一つは建柱車といって電柱を立てるときに使うクレーンにアースオーガーという穴掘り用のドリルの親分が付いている機械。
普通の建柱車は大手のメーカーがトラックを改造して作っているのだが、ウチで扱っているのは小さなクローラー(キャタピラ)で走る特殊な機械で車が入らないような狭いところで使うごく小型のものなのだ。
これのトランスミッションが壊れて舵が切れない。分解しないと判らないが多分ギャかベアリングが割れているのだと思う。
実はこの機械、少し前にミッションが壊れて修理したばかりなのだ。2回使っただけで同じところが壊れた。部品のひび割れでも見逃したのだろうか。金属の小さな割れは目視では見付けにくいので危なそうな部品は念のために交換したはずなのに。

とすると修理代も貰いにくいなぁ。ミッションの修理は載せ降ろしだけでも大変なのだ。(余談だがこのミッションを作っているのは戦車の部品や銃器も作っている大会社なのだが、それに比べると少量生産で採算が合わないので生産を中止しちゃったのでこれも部品が入りにくくなっている。困ったものだ。)
その間にも小さな修理が入るから年末になるとスケジュールの調整が厳しくなる。お客さんだって年内に仕事を片付けたいだろうから。

これが新車がガンガン売れて忙しいならまだ励みにもなるんだけど。かつては年末なんかは税金対策で機械を買い換えるなんて人もいたけど最近はそんな景気のいい話はとんと聞かない。貧乏暇無し状態になってきた。

JAXAは火星探査機「のぞみ」の火星軌道への投入を断念。
JAXA「宇宙ニュース」
先日のH2−A6の失敗は爆発ボルトが原因ではなくブースターの異常燃焼で点火用の信号ケーブルが焼き切れたもよう。うーん、まだ幾らか救いがあるのか?。
自衛隊のイラク派遣も秒読み段階になってきた。
装甲車で移動するとか、輸送機がフレアーをぶっ放しながら着陸する場所って...戦場じゃないんですかね。

03/12/10
雑記

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