ゴジラの味噌汁

かげろう(!日記)
'!' は論理演算子 Not です。
「日記にあらず」と読んでください。

Category: 雑記

05年  07月 某日

■  また訃報
漫画家の永島慎二氏が6月10日に逝去されていたことが公表された。

YOMIURI ONLINE ...

かつて夢中になった漫画家さんが次々に亡くなっていく。 うぅ... (T_T)

05年  07月 某日

■  武蔵野
うちは石屋さんが使うちょっと特殊な建機の販売とか修理をやっているのだが、現場で動かなくなると墓地や霊園で修理することも多いのでいろんなお寺へ行く。
麻布や赤坂なんていう超一等地にある猫の額ほどの小さなお寺から建長寺や円覚寺といった巨大で有名な観光地まで千差万別だが、今回は驚いた。いや、驚いたというより感動したと言ってもいい。
埼玉の野火止にある平林寺というお寺。

朝、お客さんから電話があって、クレーンの油圧が急に動かなくなったらしい。
設置した状態で動かないから撤収もできないのですぐに来て欲しいとのこと。
症状や壊れたときの様子を聞いて原因は判ったので部品の在庫を確認して地図を見たら、探すまでもない。で、でかい!
東京ドームなら5-6個は楽に収まりそうだ。それが町の真ん中にデーンと在るのだな。
ああ、ここなら通った事有るけど、お寺とは思わなかった。

先に予定が入っていた杉並の石屋さんへ行ってから環七経由、川越街道で埼玉県新座市へ。
お寺はすぐに分ったけど広すぎて入り口が分らない。なにしろお寺の端から端までバス停が三つもある。住宅地から道一本隔てた反対側は広大な森が広がっている。意外と小さな茅葺の総門から車は入れないのだ。
石屋さんに門まで来てもらって現場へ案内してもらう。少し離れた所の作業用の入り口から中に入る。

広くて由緒のあるお寺はたくさん行った。大きな本堂や付随した建造物。先にあげた建長寺や円覚寺などのように、同じ敷地内にナントカ庵とかナントカ院など多数の小さな寺が寄り集まったお寺のデパートみたいな所もある。大抵の場合、周辺は山かそれを切り開いた霊園で、結局見るべきは本堂とその周辺だけだったりして、広くて外から見ると木に囲まれているけど普通は少し入ると墓地が広がってるもんである。
だけど此処は違った。車でどこまで行っても森なんだ。広大な森の中に僅かばかりの墓地が点在している。その森も下草が刈り取られ、適度に人の手が入った雑木林だ。森林公園に迷い込んだような錯覚になる。埼玉といっても郡部ならいざ知らず、練馬からたった20分の所にこんな自然が残っているのは驚異的ですらある。

機械は松平なんとか公一門の墓地の前にあった。高い石の柵で囲まれた大名墓ってやつだ。これ自体は都内にも結構有って、見慣れてるから驚きはしない。
石屋さんは本堂から続く参道の石畳の改修工事をしていたらしい。
分解にてこずって修理に3時間以上掛かったのだけれど、その間、通ったのは森を散策するご夫婦が二組だけ。平日で雨模様ってこともあるんだろうけど観光客もこちらにはあまり来ないようだ。もっとも、道に迷ったら帰れなくなるかもね。

宗教法人とはいえこれだけ広い場所を維持管理するのは大変だろうなぁ、なんていらぬ心配をしてしまうが、維持費を捻出するために木を切って霊園にするなんてことは将来もしないで欲しいな。
鉄腕アトムの「赤いネコの巻」でひげおやじや四足教授が愛した武蔵野ってこんな所だったんだろうと感慨にふける。普段カメラは持ち歩かないが、せめて携帯にカメラが付いてたらと初めて悔やんだ。(今の携帯はもう3年以上使ってるけど壊れないんだ、これが)

そのうち仕事抜きで来たいもんだ。

05/07/05
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05年  07月 某日

■  カラスの勝手は困るのよ
ども、二ヶ月ぶりの更新です。(おず、おず...)
少し続けて更新したら反動で全く動きが止まるってのもなんだかなあ。って、これが私の本性なんだからしょうがない。(開き直るな>オレ)

さて、先日突然ネットに接続できなくなった。
いつもの様にソフトの不具合かと思って設定のやり直しとか、ウィンドウズの修復だとか、じたばたしたんだけど直らない。思いあぐねて以前に滅茶苦茶こきおろした「フレッツ接続ツール」ってやつをインストールしてみることにした。タコなソフトだけど手取り足取り、確実にセットアップ出来そうだったから。
ところがこれが途中でエラーになってしまう。回線終端装置のランプを確認せよと言われたので引きずり出して見る。普段、意識しない装置なモンでパソコンやらFAXやらスキャナーやら、そして、その配線の束やらの手も入らない奥の奥に埋もれてるんである。
ありゃ、LINK FXなるランプが点いてない。まだ使い始めて1年半しか経たないのに故障かよ! ってサポセンに電話したのが午前2時頃。そして、その日の午後には修理にやって来た。さすがにこう云う苦情には対応が早い。朝一でも大丈夫そうだったけど午前中はウチの都合が悪かったから。

でもって修理の兄ンちゃん、やおら回線を調べて「どこかで折れてそうですね。」
ファイバーの場合急激に折れると光が前に進まないでゲインが下がるらしい。電気信号より厄介なのだな。「外を調べて見ます。」と言って出て行った。
調べるったってどうやって電線を調べるのかと思ったら高所作業車で来ているのだった。ご苦労様。作業台の上でごちゃごちゃやってるので私は自分の仕事をしていたら、ほんの15分程で工事終了。
おお、繋がる。
結局回線のトラブルだったのだけど、原因はカラスだったようだ。ファイバーのケーブルを巣の材料にしようと突付くのだそうである。くちばしの跡が付いていたと云う。防衛のしようがないから、またやられるかもしれない。困ったもんだ。ハイテクも野生動物にはかなわない。

話は変わるけど最近急にカラスが増えた。東京のカラス対策で追い出されたのが此処まで逃げて来たんだろうか。横浜も何か対策をして欲しいよ、中田サン。
ゴミを荒らすのも困りものだが、人が近付いても頭の上でじっと見ているのが憎たらしい。
そこでゴミを出すときは輪ゴムを持って行くことにしている。指ゴム鉄砲で撃つんである。
当りはしないけど威嚇効果はある。本当ならエアガンを持って行きたいところだけど、近所の目もあるからそこまでは出来ない。
でも一度だけエアガンをぶっ放したことがある。
先月、家の前の街路樹に巣を作られたときだ。同じ枝に2羽のカラスが頻繁に止まっているので双眼鏡で確認したらほぼ出来上がってる。雛でも生まれたら危なくてしょうがないから先に此処は危ないぞと学習させる為だ。それでも諦めきれずに時々様子を見に来ていたが、近所の人が区役所に通報したらしく、区の職員が撤去してくれた。


ディープ インパクト 打ち込みまであと2日。
少々乱暴なミッションだけど彗星の構造や組成が解れば地球の水は彗星がもたらしたという仮説が証明されるかも。

05/07/01
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05年  03月 某日

■  入院 .9日目
03/24 (木) 曇 のち 晴

今日で9日目。これだけ日記が続いたのは生涯で初めてだったりする。
三日坊主と言うけれど、たいていは二日目でお仕舞い。小学校の絵日記なんて9月になってから書いてたんだから。
まあ、読む方はまとめて読むんで同じことか。こんな時はH゛がほしくなった。でも、もう入院の予定は無いから(当然だ)要らない。それよりロビーに LANスポットでも作って欲しいな。

朝食前に採血。午前中に結果が出て、問題が無ければ午後には退院できる。
診察の呼び出しが来ないので10時から寝直し。今までは昼間寝ちゃうと夜眠れないので我慢してたけど、今夜は消灯時刻が無いので安心して寝られる。

11時に診察で起こされた。とりあえず退院はOKだけど血液検査の結果、白血球の数が減ってないので当分家で安静に、との事。風呂も控えてシャワーだけ、って昨日勝手に入っちゃいました。ひどい患者だ。
「本当ならもう2-3日入院してた方が良いんですがね。」
ひょえー、あぶない、あぶない。なに、退院しちゃえばこっちのモンさ。ウヒヒ。
来週の火曜日に抜糸と血液検査のため、また来なくちゃならない。
ところで、「抜糸」て、普通の外科なら「バッシ」て言うけど、口腔外科では「抜歯」と間違えるから「バツイト」って発音するんだね。面白い。


と言うわけで昼飯を食って早々に退散、いや退院。長居は無用。
今回は可愛い看護婦さんの顔が見れなかったのがちょっと残念。って、やっぱりそこかよ!

05年  03月 某日

■  入院 .8日目
03/23 (水) 曇 のち 雨

昨日の夕方から眠りこけていたので朝の4時半には目が覚める。

起床時間(6時)まではドアを開けてくれないのでタバコが吸えない。
コーヒーを2杯飲んで暇つぶし。6時5分には喫煙所へ。一晩吸わなかっただけで少しクラッとする。
メールをチェックしたら長野の友人が東京へ来ているらしい。久しぶりに会って一杯やりたいけど、これじゃあな。残念。

9時から診察。まだ少し出血があるが概ね順調。明日は退院できそう。
もう点滴は終わりなのでシャンクって云うのだろうか、点滴をつなぐチューブを取り外し。
左手がすっきりする。

昨日の「大部屋」の紹介に続いて「彩雪に舞う」「ふじか咲いた」「ゴセの流れ」の紹介文を書く。
順番が飛んじゃうけど、まあいいや。思い入れの強い作品から書いたほうが先へ進む。
「ゴセの流れ」の文章を書いていたら、涙ぼろぼろ、鼻水じゅるじゅる。でも、皆カーテンを閉めているので大丈夫。
プロットを文字に置き換えていく作業だけでも改めて作品を理解する助けになるものだと実感。
うーん、だけど画像の用意ができない。とりあえず文だけこっそり追加するか。

お隣さんとその前の人、4人部屋の2人が退院。私が明日退院予定。もう一人もあさって退院予定。こうやって次々入れ替わっていく。
代わりに車椅子のおじいさんが入ってきた。

喫煙所にいたら病院の職員が来て世間話。
「入院は初めてですか」
「いや、他のところに何度か」
「ここは他と比べてどうでしょうかねぇ。普通ですか?」
「ええ、こんなモンじゃないですか...」
で、20日の分に書いたことを思い出したので(もう少しオブラートに包んで)話した。
「なるほど、今度言っておきましょう。」
って、この人何者だ?

車椅子のおじさんが来たけど雨で喫煙所まで来られないので、守衛所の前のポーチまで灰皿を持っていく。そうしたらその後、職員や守衛も含めて皆ここで吸ってるじゃないか。
本音では皆さん濡れたくないんですな。


なんか、この文章を読んでると喫煙所に入院したみたいだ。

05年  03月 某日

■  入院 .7日目
03/22 (火) 曇 のち 雨

今日で丸一週間。とうとう歯を抜く日がやって来た。

昨日、帰宅したとき、「彩雪に舞う」を持ってきた。
ずっと楠勝平のページを更新してないので、暇に任せて紹介文だけでも書いておこうか、という目論見。でも、もうすぐ退院なんだよな。
とりあえず入院記念に「大部屋」の紹介文と感想を書いてみる。久々なので気分が乗らない。午後から続きを、なんて思ってたら昼メシ後、すぐに点滴。やたら眠くなる。これって鎮静剤? 
2時半には肩に筋肉注射。痛い。

3時過ぎに車椅子で診察室へ行って「ナントカ・ガク骨・消炎手術」(←忘れた。要は顎の骨の炎症を止める、と)。
手術って言うと大袈裟な響きがあるけど、実際は歯科用診察椅子で医師と助手でやるから普通の診察と変わらない。普通より麻酔とか鎮静剤が少し多いだけかな?
簡単に歯を抜いた後、何やらガリガリ。正味15分程で終了。痛みは感じない。ホッ。

多少の出血は続いたが、食事は普通に出る(と云ってもお粥だけどね)。
それ以外はずっと眠る。薬のせいで眠くてしょうが無い。昼間寝すぎて夜眠れないと困るなぁ、と思ったけど、結局翌朝までぐっすり。

05年  03月 某日

■  入院 .6日目
03/21 (月) 晴

本日も休診なんだけど午前中に担当医が顔を出して簡単な診察。休日出勤ご苦労様です。
だいぶ腫れも引いたので抗生剤の点滴は午前中で終了。後は飲み薬に代わる。
ついでに、午後からの外出許可をもらう。

ってことで一旦帰宅したので日記を更新。
夕食までには病院に戻らなければならないので、続きは退院後に。

05年  03月 某日

■  入院 .5日目
03/20 (日) 曇 のち 晴

何もすることが無いのでタバコを中心に一日が回る。とうとう今日は一箱を超えてしまった。
あれ、隣のベッドの方ではないですか。やっぱり吸うんですね、ってことで急に仲良くなった。

この病院、変わってるのか何処もこうなりつつあるのか、大部屋なのに昼間でもカーテンを閉めっぱなしである。
勿論重症の患者は仕方が無いが、今まで入院したところは看護婦が勝手にカーテンを開けて行ったものだし、それが普通だと思っていたが、ここは開けていると逆に閉めようとする。「鬱陶しいから開けておいて」と断らなければならない。プライバシーを尊重するってことか。
大部屋なのに顔が見えないからあまり話しもしない。結果、部屋は静かである。患者がワイワイ騒いでいるよりは病院側の管理は楽だろうが、息が詰まる。
タバコを吸わないお向かいの方とはまだ挨拶するだけ。

同じようなことは看護婦のマスクにも言える。
マスクの着用率がすごく高いのである。特に患者と接するときには、ほぼ100パーセント着用。これは院内感染を予防するために仕方が無いのかもしれないが、表情が見えないんである。まるでイスラム教の国へ来たような錯覚に陥る。
別に看護婦に女性であることを求めて入院してるわけじゃないけど、多少不細工でもニッコリ笑えば癒されるのだよ。
患者と医者との距離は少し遠くても看護婦さんってその間にあってもっと身近な存在だったはずなんだけどなあ。顔を覚えられないから距離が埋まらない。

以前は患者のプライバシーがなくて院内感染も深刻だった。問題を解決しようと努力した結果が顔の見えない医療というのでは少し寂しい。

本日も点滴、2本。
腫れもかなり引いてきて口が開くようになった。

05年  03月 某日

■  入院 .4日目
03/19 (土) 晴

本日より三日間、休診。ああ、連休を病院で過ごすとは。

という訳で朝晩、点滴を一本ずつ打つだけ。何もすることが無い。
タバコの本数が増えてきた。一時間か二時間に一回、外の喫煙所へ通う。今朝は風が強くて寒かった。午後は風が止んでポカポカといい気分。一日中病棟の中にいる人はこんな刺激も無くなっちゃうよ。ご愁傷様。(←殆ど負け惜しみだな)

その昔は病室の中でもタバコを吸っていたらしいが、廊下に追いやられ、フロアに一ヶ所の喫煙所に追いやられ、今は病院全館で一箇所。それも屋外に設置されてる所も増えてきた。
この病院もそう。これって病気によっては悪化するよなあ。
「だから吸うのを止めなさい」ってのはタバコを吸わない人の理屈。吸いたいときは万難排しても吸いたいのである。諦める奴は意志が弱いのだ(ホントか?)。

看護婦は「百害あって一利なしですよ」などと言うけれど、一利や二利はある。
病院でタバコを吸っていると、虐げられた者同士、傷を舐め合うように(^o^)すぐお友達になれるのである。
今回も早速できました。神宮寺大佐。いや、ホントは字が少し違うのだけれど、風貌も田崎潤に似ていなくはない。近所の花屋のご隠居で、この病院はお得意なんだそうな。なるほど、病室へ配達するのね。だから職員は皆知り合いらしい。んな訳でいろいろ情報を仕入れる。

05年  03月 某日

■  入院 .3日目
03/18 (金) 晴 のち 曇

昨日埋め込んだドレーンを取り外し。
初めに比べれば大分良くなってはいるけれど、まだ充分には腫れが引かないので抗生剤の点滴は続く。

血液検査の結果、白血球が一桁以上増えているとかで、入浴は禁止されてたんだけど、熱を出して以来一週間、風呂に入っていないので、シャワーを浴びても良いか聞いてみる。
うーん、と考えて「シャワーだけなら良いでしょう。シャワーだけ。風呂はだめ」。つまみ枝豆風のセンセの許可が出たので早速シャワーを浴びる。頭だけでも洗えれば結構です。きもちいい。

午後、大部屋が空いたので引越し。
荷物をベッドに載せておいて下さいと言われたのだが、あ、なるほど、ベッドごと移動するのね。これは簡単。頭いい。
大部屋といっても詰込めば6人入る部屋に4人だからゆったりしてる。
ただ、皆カーテンを閉め切ってるのが気になるな。

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