ゴジラの味噌汁

かげろう(!日記)
'!' は論理演算子 Not です。
「日記にあらず」と読んでください。

Category: ペーパークラフト

04年  05月 某日

■  作って頂きました
ガラモンのページにアメリカの Jim Walshさんの作品を追加。
サイトに掲載していただいたのだが、メールにあったページからはトップ行けなかったのでURLを削ってトップページへ行ったら「国連科学委員会・メインサイト」とある。
???
って、下を見たらメーサー車やX星の円盤やら!
「委員会・黒書」とか「赤書」なんて、まるで東宝メカが実在するかのごとく大真面目に歴史や解説が書かれてる。笑っちゃいました。海外にもディープなファンがいるんですな。

ところで、以前よりアクセスが増えたのはいいけど、サイトで公開しているメールアドレスにはスパムやウィルスメールも増えて、ちょっとうんざり。
英語のメールだったので危うく削除しちゃうところだった。

04年  05月 某日

■  予告編
と言うわけで黒鮫号の予告編をアップ。
「タモリ倶楽部」を見ながらキャプションを付けていたら、変に影響されて妙なノリのページになってしまった。まあいいか。

火器類以外のパーツは一応全部付けて見た。ただし現物合わせで寸法を合わせているので、まだまだ展開図を修正しなければならない。どのくらい寸法が合っていないかっていうと、裏から見るとこの位。

一品手作りならこれで終わりにしちゃうかもしれないけど、再現性がなくちゃならないから展開図はきっちりしなくちゃ意味が無いのだ。構造そのものの変更も含め要手直し。
雰囲気を見るために仮に着色もしてみた。ただし試作なので補助線等が良く見えるように明るめの色である。

04年  04月 某日

■  深く静かに潜行中
と、いう訳で少しずつではあるが進行してます。
やっと全体の形が見えてきた。はっきりと黒鮫号と認識できるようになってきた。

まだ砲塔とか、付け足さなきゃならない部品もいっぱいあるし、細部の寸法を詰めるといううんざりする作業が残っているから全体としては半分も出来てないのだけれど、とにかく雰囲気は伝わるようになった。
着色してないので白い紙のままだが、余計な情報を剥ぎ取って純粋にオブジェとして見られるので、手に取っていろんな角度から眺めているとオリジナルの造形の美しさに改めて感心する。(写真をクリック)
本当のところを言えばあまりゴテゴテ付け足さずにこの位スッキリしてた方がカッコイイと思う。ゴッツイ砲塔なんか流麗な線を止めちゃうから付けたくはないんだけど悪役潜水艦なんで凄みを出さなくちゃならない。「ラストサムライ」に登場した時の福本清三さんなんか晩年の芦田伸介さんを彷彿とさせる渋い顔だったけど(ロングが多くて顔が良く見えないから?)、テレビの時代劇では例の物凄い化粧で悪役に徹してる。まあ、そんなもんだ。
悪役だって元が良くなくちゃ凄みは出ない。二枚目張ってる役者さんが急に悪役をやるとぴったりはまるっていう例も多いし、メカだって同じなのであるな。
きっとオリジナルの製作者達もそう考えたんだろう。
あくまで”模型”なんでその辺はちゃんとやります。(これからだけど。)
あ、そういえば今まで作ってきたのは悪役ばかりだ。悪役のほうが魅力的なのか?

さて、目途が立ってきたのでポチポチ正式にアナウンスしてもいいかなぁ。
あまり長く更新しないと忘れられちゃうかもしれないし...

04年  02月 某日

■  3Dモデラー
私がペーパークラフトを作るときは、まず何処でパーツを分解するかを考えて適当に紙を切って当りを取る。それを元にして寸法を調整しながら試作を繰り返して形を整えていくという真にもって昔ながらのローテクな手法で設計していく。早ければ3回位で形になるときもあるが場合によっては数十回も試作を繰り返さないと寸法が合わないときもある。特に微妙なカーブのときはかなり苦労することが多い。

それでもパソコンがあるから一度作ったデータを残してそれを改造していけばいいのでかなり楽ではある。もしパソコンが無かったらとても私のような素人に設計できるものじゃない。

そんな方法で作っているのがこの写真。
一見簡単そうだがカーブを表現するのはかなり大変な作業になった。特に断面形状が円とか楕円のような単純な形じゃなく、微妙に逆三角形になっているので、全体のバランスをとりつつ接合部の曲線を合せていくのは何度も試作をしないとピッタリ合わない。見ての通り未だ作り掛けなのにめげてきた。

しかし、最近は「ペパクラデザイナー」というソフトを使って作られた作品も多く、これを使えればこんなものは簡単に作れる(はず)のである。
これは3DCG用に作られたポリゴンデータをペーパークラフトとして使える2Dデータに展開してくれる便利なソフトだ。だから3Dのデータさえあれば一瞬にして型紙が出来てしまう。もちろん他人様に見せるにはそれなりの操作をして体裁を整えなくてはならないが、先のような方法と比べれは格段に効率的である。

で、今までにもこれを使いたいと思うことは幾度もあったが肝心のポリゴンデータを作れない。
「ペパクラデザイナー」には「六角大王」という3Dモデラーが付いてくる。他にも「メタセコイア」というフリーのモデラーにも対応している。ところがこれがどうも上手く使えない。
画面に打った点を結んで面を作っていくのだが、何度やっても点のXYZの座標が思うように制御できないので諦めていたのだ。もちろん他の市販のモデラーにも対応しているが高いお金を払っても私に使える保証も無いから選択肢にはならない。
だけど、今回のようなメカを作ろうとすると何時までも避けてもいられないのでもう一度頭の中を空にして初めからやり直すことにした。多くの人が趣味で3DCGを描いているんだからコツさえ掴めばそれほど難しいものじゃないと思うのだ。

実を言えば3Dには以前から興味は有るにはあったが、このモデリングがいつもネックになっていた。もう、大昔、8ビットパソコンでワイヤーフレームで2点透視図を描くプログラムを組んだこともあるし16ビットになったときはアニメーションに挑戦したこともあった。ただ、その頃はデータの入力をキーボードでやらなくちゃならなかったから複雑な形は出来なかった。図形のすべての点をXYZの各座標で打ち込むというとんでもない作業をしなくちゃならないのだった。

とにかく既に解っていることも確認しながら点を打ったり動かしたり、チュートリアルを読み直して単純な形を少しずついじってみる。そんなことを繰り返してるうちにふっと気が付いた。
三面図で点を指定すれば判りやすいじゃん!
今までは斜めの視点からポインティングしていたから角度を変えて見るとおかしくなっていたのだ。なるほど、これなら感覚的に位置が指定できるしグリグリ回せば全体のバランスもよく分かる。既にモデラーを使いこなしてる人にとっては当たり前のことなのか、それとも、もっと使いやすい方法が有るのかは知らないが、なぜこんな簡単なことに気が付かなかったんだろう。どちらにしてもこれなら何とかなりそうだ。

ということで作ってみたのが右の画像。まだ慣れないから悪戦苦闘しながらほぼ一日掛かったが、それでも上の型紙を作るには2週間くらい掛かっているから格段の早さだ。
これを展開してみると今までの努力は何だったの?ってほど簡単に綺麗な展開図が出来た。まあ、この出力をそのまま作品にするつもりはないけど強力な支援にはなるぞ。

ちなみに、これは従来の方法で作った試作3回目。
こんな複雑な形は逆に古いやりかたの方がすっきりと簡単に出来る。両方の長所を選べばいいって事だ。
これで解る人には何を作ってるか解るかな。でも完成は遠い。
もう一つ問題は資料が少ないって事。写真とか、何でも送って頂けると嬉しいです。

04年  01月 某日

■  メカゴジラ・ペーパークラフト
「切手の森の鳥と虫」と言うサイトの管理人、Zardozさん(!)から写真を送って頂いた。
Zardozさんのサイトは基本的に動物などの切手を紹介しているサイトなのだが、コンテンツの一つとして動物のペーパークラフトを公開しておられる。シンプルなのにセンスの良い造形をされる方で、展開の仕方や色使いなど参考になる点も多いので以前から時々覗かせて頂いていた。
で、動物専門かと思っていたら送って頂いた写真を見てビックリ。
滅茶苦茶クオリティーの高い初代メカゴジラなのである。

細部のモールドの凹凸があまりにリアルに再現されているので一瞬レジンキットかと思ってしまったほどだが、良く見ると確かに紙で作ってある。まだパソコンで型紙を作ることが出来なかった頃、カット&トライで作ったのだそうだ。
今のところご自身のサイトでは公開されていないが、あまりに勿体無いのでZardozさんのお許しを頂いて大きい写真も掲載しちゃいます。(画像をクリックしてください)
これの展開図を起こすのはすごく大変な作業になるだろうが、いつの日か公開して頂きたいと切に願っている。

03年  06月 某日

■  ガラモン公開
やっとガラモンのペーパークラフトを公開した。
おおむね好評のようでなにより。
今は大分落ち着いてきたが、公開一週間で通常の二ヵ月分ものアクセスがあった。ありがたいことである。
難産の新作を公開したら安心してしまい、こちらの更新をサボっていた。
ネタが切れた訳じゃないんだけど(午後の紅茶のコマーシャルが面白いとか山梨県道志村が横浜市との合併を希望とかね)基本的に日記のように地道にやるのは苦手だ。持続力が無いんだな。
まあ、更新を期待してる人もいないだろうから、このページも半年以上続いてるだけでもよしとしよう。

03年  03月 某日

■  あと一息
やっと確定申告が終わった。期限まで一日残ってる。今年は早かった(ヲイヲイ)。

気分が少し楽になったので今日(もう昨日か)は
ずぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと
ガラモンの試作品を作っていた。12時間以上も紙を切って貼り続けてると仕事をしてる以上にストレスが溜まる。
こんなの作ってくれる人、本当にいるのかな。ロールシャッハテストみたいなヒレの型紙見ただけで引いちゃうんじゃなかろうか。
多分、試作はこれが最後になると思うが(なって欲しい)これだけやっても半分までしか出来なかった。
一体作るのに丸二日以上かかりそうだ。もう、そんな試作が10体以上も溜まっている。思えば最初に作り始めたのは去年の夏だ。飽きっぽい私がよくここまで続いたと感心する。やっぱりネットで予告しちゃったのが程よいプレッシャーになってるんだろうな。おかげでメールや書き込みも頂いて励みにもなってる。

って事であと一息で完成です。長い一息にならなきゃいいけど。ただし公開はもう少し先になります。最終調整の後、説明用に写真を撮りながらもう一体作らなくちゃならない。ひぇー、気が遠くなる。

あっ、それから、いくつかリクエストとかもらってるんですが、
そんな...リクエストされて作れるほどの技量はありませんよ、ワタシ。
一応頭の隅に置いておきますが期待しないで下さい。

03年  02月 某日

■  巨大モゲラ
以前紹介した巨大ペーパークラフトを作っておられる、ごじらさんからメールで写真を送って頂いた。

ひやーーー。すごい。1mのモゲラだそうである。
元はA4用紙2枚で15cmほどの小さなペーパークラフトだ。それを拡大してA1用紙12枚の型紙に分割して作ったそうである。すごいパワーだ。自分の作ったペーパークラフトを実際に作ってくれる人がいるというのはすごく嬉しい。それが1mもの巨大クラフトだから設計者冥利に尽きるというもんだ。
ごじらさんは今「金津創作の森」という所で展示会を開いておられ、そこにも出品されるらしい。他にもカネゴンやエバンゲリオンなど多数の巨大ペーパークラフトやFRPの手作り潜水艦などが展示されているそうだ。願わくば見に行きたいところだが横浜から福井はちょっと遠い。福井方面の方、23日までだそうです。ぜひ見に行って欲下さい。

02年  12月 某日

■  作って頂きました
ホームページなんか公開してると時々知らない人からメールをもらう事がある。先日もガラモンの完成を待っている旨のメールを頂いた。この方、原図を拡大して1m以上ある巨大ペーパークラフトを作っておられるのだ。是非このGOZIRA910さんのサイトを覗いて頂きたい。ド迫力!

そして昨日、JONさんという方からメカニコングの完成写真を送っていただいた。

いやー、こんなものでも作ってくれる方がいらっしゃるのだ。嬉しい事である。ちゃんとドクター・フーも付いてる(^^)
こんなの本当に作ってくれる人がいるのだろうかと不安だったのでホントに嬉しい。
だけどこの人、アメリカの方だみたいだが、日本語の説明しかないのによく作り方が解ったものだと感心する。かなり苦労されたんじゃなかろうか、日本人にも解り難い説明なのに。

だけどメールの返事はどうしよう。英語は全く解らないし、周りを見回しても解りそうな奴は居らん。

じつは最近、海外からのアクセスがかなり有るのだ。解析とかしてるわけじゃないので正確なところはよく判らないが、トップページで1〜2割位は外国のホストからのアクセスである。ペーパークラフトのページに至っては海外からのアクセスの方が多い時もある。
確かに展開図を見れば言葉が解らなくてもなんとかなるんだろうけど、ウチのような国内でも無名なサイトを何処で知るのだろう。どこかにリンクが有るのかも知れないが不思議だ。

国を見るとアメリカが多いが世界中の国から来る。場所も知らない国や旧共産圏の国からも来る。(ゴジラはともかく)モゲラやメカニコングがそれほど有名とも思えないが、もっと不思議である。
自分では海外のサイトなんかめったに行かないから、アクセスログを見るとインターネットが本当にワールドワイドウェッブである事を実感する。

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