で、予定していた仕事がキャンセルになったので、思い付きでゴム銃を作ってみる。
以前にも書いたけど最近カラスが増えて実害も出ているので、連発銃でも作ろうかと思っていたのである。指ゴム鉄砲でも逃げては行くのだけれど、すぐに戻ってきてしまう。
2-3発連射されればカラスも少しは肝を冷やすかな? と。
という訳でホローポイントさんのサイトで片手で撃てて簡単に作れそうなものを探す。でもって、これなら連射機構も簡単そうなので写真や動画を参考に真似して作ってみることにした。いやー、これ、単純な構造ですごく良く考えてある。単純なほど難しいのだよ、こういうのって。何処かでキットにして売り出したら需要は有るんじゃないかな。これだけじゃなくてどの作品もそうだけど、デザインがすごく洗練されてる。
真似をすると言っても材料も工具も無いから同じものが出来るわけが無い。雨の中、買いに行くのも面倒なのでとりあえず割り箸とベニヤの木端で作る。とにかく作ってみないことには様子が分からないからね。
基本構造だけ決めて、後は現物合わせで適当に作ったのがこれ。(クリックで拡大)
やっぱり割り箸で連射機構を作るのは多少の無理があったようだ。考えれば当たり前のことだけど太さや厚さにバラつきがあって精度が出ない。それにテーパーが付いてるからスライドさせるとガタがでる。
ベニヤのゴム送り機構を調整して何とか連射できるようになったけど、まだ時々引っ掛かる。8連発なんて欲張らずに5連発くらいにしとけば(それ位なら滅多に誤動作しないから)よかったかな。どうせカラスが逃げる間に撃てるのは3発が限界なんだからさ。
それでもシュパ、シュパと続けてゴムが飛んでいくと爽快。
雨が止んで空気が乾いてきたら動きも多少良くなった。なるほど、木工の面白さだなぁ。
そのうち形なんかも考えてもう少しましな物を作ろう。
すぐに動物虐待なんて言われるバカな御時世だから、あまり「銃でござい」って形は避けたいのだよね。どうせ射程距離が足りなくて当るわけないのに。