ゴジラの味噌汁

かげろう(!日記)
'!' は論理演算子 Not です。
「日記にあらず」と読んでください。

Category: ニュース関連

05年  09月 某日

■  ロバート・ワイズ監督、死去
もう、ご高齢でもあり、長らく新作を発表していなかったけれど職人的手腕で広いジャンルで活躍された監督。

一般的には「ウエストサイド物語」や「サウンド・オブ・ミュージック」の監督という事なのだろうけれど、ワタクシ的には「アンドロメダ」の監督という一点に尽きる。

SFは、古典的名作「地球の静止する日」や、ご存知「スタートレック」の第一作も撮っているのだが、私はトレッキーではないし「地球の静止する日」は残念ながら子供の頃テレビで見たきりで、良く覚えていないんである。(機会があれば是非見直したい作品。)

「アンドロメダ」は有名俳優が出てこないとかアクションも無いとか、今風の派手さは無いが(いや、今風のド派手なアクションにうんざりしている身としては)、リアルな美術や閉鎖された地下研究施設での息詰まるサスペンスなど、この一作で巨匠の名を冠してもいいと思う。

合掌。

05年  07月 某日

■  また訃報
漫画家の永島慎二氏が6月10日に逝去されていたことが公表された。

YOMIURI ONLINE ...

かつて夢中になった漫画家さんが次々に亡くなっていく。 うぅ... (T_T)

04年  09月 某日

■  フィッシング キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
シティバンクから英語のメール。「Dear CitiBank customer」
おぃ、おぃ、シティバンクと取引なんてないぞ。

タイトルにはサーバーからスパムの警告。おお、これが巷間噂のフィッシングってやつか。
だけど英語が読めないのでコピーして翻訳サイトにぶち込もうとしたらコピーできない。この文面、全部GIF画像なのだ。こんな画像に著作権もクソもないからここに晒しちゃおう。
ただし CitiBank のロゴはちとまずいから修正しときます。

なぜこんな面倒なことをするかといえば文中のURL。本物のシティーバンクのサイトの中にある本物のURLらしいのだが(もう削除されてるページだけど)、これを、いや画面のどこでも同じなのだが、クリックするとシティーバンクのサイトにそっくりな別のサイトに飛ばされる仕掛け。
...っと、解ってるんだが怖いモノ見たさでクリックしてみた。勿論見るだけ。こちらのIPとかを抜かれるリスクは有るけどそんな情報に興味はないだろう、こういう人たちは。
で、本物と見比べてみた。うーん、まるで同じだ。これじゃぁ知らなければ本物だと思うわな。違うのはURLだけだが、それも http://○○○.citi.○○○ みたいになってる。

肝心の文面。仕方がないのでシコシコと手入力で翻訳。
「最近、シティーバンクの顧客の個人情報を盗もうとする輩が多いので下記で情報を確認してください。これをしないと取引できなくなりますよ。(大意。英語読める人、正確に訳して下さい 。ははは)」
うーん、今回は縁のないシティバンクで英語だったから笑い話で済むけど、これが日本語で、たまたま自分の使っている銀行やカード会社とかだったら騙されちゃう可能性もあるなぁ。

もう少し補足情報を。
今回はURLを偽装するために画像にリンクを張るという手口だが、リンクのURLを偽装するなんていくらでも方法がある。最も簡単な方法は下のリンク。URLを見るとグーグルに行くように見えるけど実際には当サイトのトップページに飛ぶ。ホームページを作っている人ならソースを見れば誰でも解るけど一般の人は騙される可能性が高い。いや、解ってもいちいちソースを確認なんてしないわな、普通。

google : http://www.google.com

結局提示されたリンクから飛ばずに自分のブックマークから行くのが間違いない。念のために飛び先のURLを充分確認するしかない訳だ。
それともう一つ。フィッシングの対策としてイーバンク銀行が導入したパスワードの前半を入力すると事前に登録したパスワードを表示して本物として確認させる方法。これは意味がないらしい。いや、逆にこれで信用しちゃったらヤバイ。

http://www.securityfocus.com/archive/79/376018 ...セキュリティーフォーカス

なるほど。こんなプログラムなら素人の私でも組めそうだ。
この手のメールはよほど注意しないと、とんでもない事になるなぁ。

そこで個人的に一番問題なのはこのメールが仕事用のアドレスに入った事。
サイト用に公開してるアドレスには毎日スパムやらウィルスやら、いやになるほど入ってるのだが、仕事用のアドレスは取引先にしか公開していない。何所から漏れたのだろう。これからガンガン来るのだろうか。ちょっと不安。

04年  07月 某日

■  集中豪雨
新潟に大災害をもたらし私自身、ちょっとだけ被害を受けた大雨が、今度は南に下がって福井に被害を起こしたらしい。
ごじらさんは大丈夫かな、と思いながらテレビのニュースを見ていたのだが、辛うじて被害は免れたとの事。何よりでした。

さて、今年は本州の日本海側に被害が集中している。この数年、梅雨末期の集中豪雨は九州に集中していて、本州で甚大な被害が出るのは久しぶりのような気がするのだが、これでまたダム建設派の建設族の声が大きくなるのだろうか。
改革とか称しながら日本の箱物行政はちっとも改まっていないじゃないか。
勿論ダムが要らない、などと言うつもりは無いが建設は必要最小限にして運用面の強化にシフトして欲しい物である。
昭和30-40年代に作られたダムは軒並み堆積物が溜まって保水量は半分くらいになってるんじゃないだろうか。”だから新しいダムを作る”じゃなくて浚渫して長く使えばいい。
保水力を高めるなら放棄された杉林を照葉樹に植え替えていくのも手だろう。
洪水対策と称して河川の改修ばかりしてるのもなんだかなぁ。自然を回復させるなら護岸工事ばかりしてないでもっと河川敷を広くすればいいと思うのだが。ただしそれには都市計画の見直しも必要になるだろうし、住民の移転も必要だろうけど。

全国のダムの浚渫や樹木の植え替えには物凄いカネがかかる。公共事業としてはかなりのばら撒きになるから地元も潤うと思うんだが何故かそうはしない。きっと儲かるところが違うから既得権益を手放したくないんだろうな。
日本の産業はハードは強いけどソフト面は弱いと云われてきたが、政治も一緒なんだよな。

その辺を変えるのが改革なんじゃないかえ。>掛け声ばかりの総理。

04年  06月 某日

■  少女の殺人
で、下の「誰でも出来るようになった」って所で思ったんだけど
今は小学生でも自分のホームページをもってるとか。確かにホームページなんて中身が面白いかを別にすれば誰でもできるんだ。ただ、いまどきの子供といってもテレビやマンガなどのメディアと違って生まれたときからネットに接してるわけじゃないから、その特性とかもよく理解してるとは言い難いんじゃないだろうか。
掲示板とメールの違いがよく解らない、もしくは逆に実際以上に違いを大きく捉えているとか。世間では(特に高齢者だけど)インターネットは世界中から見られるなどと教条的なふれこみを信じている人も多いようだから、必要以上に見られることを意識していたって事もありうる。
もっとメディアとしての特性とマナーを肌で教える必要があるけど、大人の方が解ってないからなぁ。って、偉そうに言えるほど解っちゃいないけど。

いずれにせよ悲惨な事件でありました。


あ、それともう一つ。
この事件で学校内での刃物の取り扱いを強化するとか。
おい、おい、そういう話じゃないだろ!
危ないからカッターを使わせなきゃ、手を切ったときどれほど痛くてどれほど血が出るか解らないだろ。
あたしなんざ、ルーターで指を落としかけましたがな(爆)

04年  04月 某日

■  鮫つながりで
今年は役者さんなどの訃報が相次いでいたが漫画家の横山光輝氏の訃報はちょっとショックだった。
横山光輝といえば「鉄人28号」や「伊賀の影丸」に夢中になった世代だが「宇宙船 レッドシャーク」なんて作品もあった。
当時映画や漫画のロケットといえば丸っこい、つまりV2号のような流線型のスタイルが主流だったがレッドシャークはNASAのデザインを基調にした直線的なデザインで大好きだった。多分アニメ化の企画も有ったんじゃないかと思うがイマイかどこかでプラモデルにもなっていておもわず買ってしまった記憶がある。胴体の中に電池を収めて懐中電灯にもなるという訳のわからない代物だが(あっ、これは改造してあるのだな)とても気に入っていた。
鉄人に登場するメカにも大好きなものがあった。砂漠を疾走する「ギド」というロボットとか。これなんか少し形を変えればそのまま現代の無人兵器になりそうだ。
今からすれば幼稚ではあるかもしれないが当時、横山氏のメカはすごくかっこよかったのだ。

鉄人の映画化も進んでいる今、なんとも残念である。
合掌。

03年  09月 某日

■  自己責任?
名古屋の立て篭もり爆破事件。
始めはまたおかしな奴が現れたくらいに思ってたんだけど被害をうけた会社の名前を聞いて納得。
勿論一義的に悪いのは一線を超えてしまった犯人の男なんで擁護するつもりはないけど、石原都知事ならずとも「立て篭もられて当然」くらいは言ってみたくなる。(いくら何でも死人が出ちゃー行き過ぎだが。仕事とはいえ亡くなった警察の方のご冥福を祈る。)
この手の商売、法律には引っ掛からないからマスコミもあまり表立った批判はできないのかもしれないが、昨日の夕方のニュースで某局のコメンテーターが会社を擁護する発言をしていたのが気になった。NHK出身で以前吉田照美の生番組をドタキャンしたあれだ。
いわく、「この会社で猛烈に頑張って、今は人を使って事業をするまでになった知人がいる。だから会社を恨むのではなく、どんな仕事でも個人の責任で働いて欲しい。」というような内容だ。
しかし私の友人にも似たような会社で働いていた奴がいるが、彼の話を聞くと世間的には殆んど詐欺に近い。
要するに人が足りない訳じゃないのにいくらでも募集をかけて契約金を取ったり車を買わせてバックマージンを取ったりするので会社は潤う。バブルの時ならいざ知らず、こんなご時世で仕事は増えないのでドライバー一人当たりの仕事は減る。契約ドライバーは会社から仕事をもらうしかないから頑張りたくても頑張りようが無いんだ。
結局蛇の生殺し状態になって次々に辞めていく。そして新しいドライバーを募集すれば契約金が入る。

頑張って成功した人がいるから自己責任で、って言うならあちこちの掲示板で見かける、いわゆる「ネットビジネス」とか...えーい、言っちゃえ、マルチ商法だって(あっ、言っちゃった)成功した人もいるんだから自己責任でやればいいことになっちゃうぞ!!!。

その友人も数ヶ月で辞めたらしいが、似たような会社はいくらでもあるそうだ。
今回の事件を切っ掛けに週刊誌あたりで少し叩いて啓蒙して欲しいし、こういうのに引っ掛かるのは職を探してる切実な人が多いんだから、それなりに社会的影響力のある方は慎重な発言をして頂きたい。>K村T郎さん。

で、もう一つ、今日の読売新聞の家庭欄のコラム。(ヨミウリオンラインを探したけど見つからなかった。)
最近はデパートなんて行かないんで知らなかったけど伝票に署名を求める時など「お名前様をお願いします。」と言うんだそうだ。
何でも丁寧に言えばいいってモンじゃない訳で「お名前様」って何様だ?って感じだが、その後に書かれていたエピソード。
足を挫いて車椅子を待っている老人に若い店員が「まもなくお迎えが参りますから。」
まあ、業界の中の笑い話なんだろうけど有りそうで怖い。
いや、これを読んでも「何が可笑しいの?」って人もいそうでもっと怖い。
ちなみにこの場合、”お”を付けても「お迎えに」なら問題なかったんだろうな。この文章でも、「警察の方」って所、はじめは「警官の方」って書いちゃって直した。日本語って難しい。

03年  05月 某日

■  カルト教団
パナウェーブ研究所と名乗る白装束の集団に警察の捜索。
確かに不気味な集団ではある。「白い恐怖」(^^)
訳の解らない教義に基づいて訳の解らない行動を繰り返す。問題は社会規範を無視して自分たちの基準で行動する事だろう。一般住民からすれば理解できない集団が身近にいるのは不安が募るのは理解できる。警察もオームを野放しにした反省から早めに手を打ったんだろう。

ああ、でもこの数週間の経緯を見ていたら以前見たロマ人のドキュメンタリーを思い出してしまった。
ロマって云うのは普通ジプシーって呼ばれる人々である。
元々インド北西部をルーツにしてヨーロッパに移動した民族であり、宗教の違い、生活習慣の違いから長い間(今も)迫害を受けてきた。
いわく、邪悪な神を信仰する。
いわく、平気で盗みをする犯罪者である。
いわく、風呂に入らないから臭い。
いわく、変な服を着ている。
いわく、変な言葉を話す。
etc. etc.
服や言葉は単に習慣が違うだけだが、ジプシーは犯罪者で、平気で盗みをするとかの偏見は日本人にもある。彼らは彼らの社会規範の中で行動しており、彼らにとっても盗みが良いはずはない。しかし迫害と貧困の中で彼らにとっての異民族であるヨーロッパ人からの些細なかっぱらいに罪悪感を持たないのも仕方ないのかもしれない。それが偏見と無理解を助長する。民衆の嫌悪感は権力を動かし、各国からの追放や処刑、処罰となってさらに迫害される。
今回の一連の騒動は同じ事が日本でも簡単に起こりうる事を示唆した。

別にパナウェーブを擁護する訳じゃない。違法行為があればそれは厳正に取り締まるべきだし処罰されるべきは処罰しなければならない。現に処罰されるべき違法行為も行われているようだからそれなりの対処は必要だが、あくまでそれなりに、である。
だけど微罪を名目にした全国一斉捜査ってのは行き過ぎじゃないか。マスコミが住民の味方面して騒ぎ立てる中でパフォーマンスのような権力の行使はさらに対立を煽るようなもんだ。確かに社会に対して非協調的な集団だから将来凶悪な集団に変貌する可能性はある。しかしそれはもっと地道な情報収集と冷静な判断で芽を摘んでいかなければならない問題だ。それが公安の仕事なんじゃないか。
電磁波がどうのとおかしなことを言っているが、自己完結してるうちは危険は無いが主張を外に押し付けるようになると危険である。
ロマ人は宗教や習慣を外に押し付けたりしない。
オームは姑息な手段で今も膨張を目指しているが、彼らはどうなんだろう。その辺の報道は無い。危険か安全かの判断はそれからである。判断できない段階で偏見を持つのも危険である。
昔、イエスの方舟騒動なんてのがあったが、騒動が収まってから彼らへの評価は180度変ったのを覚えている方も居よう。
無理解と偏見が差別を生む。難しいことだが、寛容な精神で無視する事も必要だろう。
2ちゃんねるの時事や社会の関連板を見ると胸の悪くなるような差別用語が並んでいる。だが彼らが実生活で行動しない限り「発言」は自由であるのと同様であるべきだ。

ロマ人に関しては
http://www.asahi-net.or.jp/~ud4k-ymd/roma02.html
このあたりが参考になります。

03年  03月 某日

■  天本英世氏逝去
良いニュースと悪いニュース。
まず良いニュースは「千と千尋」がアカデミー賞受賞。
アカデミー賞は作品の良し悪しよりコネと政治力がモノを言うので半分ダメかと思っていたのでアメリカの映画人の良心も捨てたものではないなと。
これで拡大公開されれば、より多くの人に見てもらえる。

そして悪いニュースは天本英世氏、逝去。享年77歳。
ずっと昔から老人だったので、もうとっくに80歳は過ぎていたのかと思ってたので意外に若い。90歳過ぎても現役の役者もいるんだから、まだまだいけたはずだ。マッドサイエンティストや怪人を演じたら右に出る人はいない。異様なパッションを備えた存在感は代えがたい個性を持った役者だった。あの演技がもう見られないというのはなんとさびしい事か。その表情を思い浮かべると無念の涙をこらえるのに苦労する。
主役級の役者でこんなに思い入れのある役者は少ない。わきでキラリと光る人だからこそ思い入れも大きいのだ。
いつか天本さんに代わるような個性的な役者さんの出現を祈りつつ
合掌

今日で彼岸、おわり。ってことで墓参りの梯子。ウチの墓から親戚の墓まで四ケ所、半日かけてまわる。けっこう疲れる。

03年  03月 某日

■  開戦
ああ、とうとうおっ始めやがった。
どう考えたってブッシュの私怨の戦争だよなぁ。
最終的に戦争が回避できなくてもやるべき事はまだ有った筈なのに。
そんな戦争を支持しなくちゃならない日本も情けない。要は北朝鮮に攻撃されたらアメリカに守ってもらわなくちゃならないからって事だけど、相手がロシアとかならともかく最貧国の北朝鮮である。まあ、「あいつは一匹だが虎だ@椿三十郎」であるが。
これならアメリカの植民地と変わらない。民主党だって小泉政権の矛盾を責めるばかりじゃなくてアメリカから独立できる方法を考えろよ。
今のところフセインは「剣と馬があれば戦える」などと吼えているが、まるで終戦直前の日本の竹槍戦法みたいな時代錯誤である。
こうなったら双方に人的被害が出ない様に速やかな終結を願うばかりである。

で、深刻な話の後にふざけたネタで申し訳ないが
久し振りに軍事評論家のエバタ謙介氏登場。
あ、あれ?トレードマークの髪型が...自然にしたのか後退したのか、なんか普通っぽくなってませんか?




この方、容貌や肩書きからなんとなくタカ派っぽいイメージがあるけど、著作を拝見するとかなりまともって言うかリベラルな方のようだ。
テレビに出演しなければ全然違うイメージだったかもしれない。やっぱりあの髪型でビジュアル的に損をしてるみたいだ。普通っぽい髪形になったら顔まで柔和になったような。

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