相手の男は「すいません、保険で賠償しますから」なんて言ってるけど私が乗っていたのは2トントラック。しかも建機の載せ降ろしをするためのブリッジを掛けられるように荷台の後部を補強してある。相手はライトバン。ボンネットが荷台の下に食い込んで、くの字に曲がっているがこちらは塗装に傷が付いただけ。
交通事故は双方なんらかの責任があって、どちらが何パーセントなんて事でもめたりするわけだが、追突の場合だけはぶつけられた方には何の責任も無いし実害も無いんでまあいいか、と立ち去ろうとも思ったけど、保険が必要なのは相手のほうじゃないか。
以前にも首都高の渋滞の中でゴツンとやられたことがあったけど、その時は相手もウインカーのレンズが割れた程度だったので問題にしなかったのだが、事故証明がないと保険は降りないから面倒だけど付き合ってやった。警察に連絡しても人身事故じゃないから若い警官が一人、自転車で来ただけ。夕方で忙しかったのか、交通課でもないらしくて、やたら手際が悪い。早く帰りたいのに50分もロスしちまったい。
それにしても相手のおっさん、何をポケっとしてたんだろうな。
赤信号で止まっててなんでいきなり発進するんだよ。
マニアル車だとギャを抜かずに止まっててクラッチを踏んでる足が緩んで急発進、なんて事も有り得るけど、オートマだろ。
品川の会社の営業らしいけど疲れてたのかなぁ。魔がさしたってやつか。私も疲れてると漫然と運転してることもあるよなぁ。
こんな程度で済んだからいいけど気を付けないと。今回は被害者の立場だけど次は加害者になってしまうかも知れない。他山の石であるよ。