ゴジラの味噌汁

かげろう(!日記)
'!' は論理演算子 Not です。
「日記にあらず」と読んでください。

06年  09月 某日

■  初期不良
で、前回も書いたように古いトラックを廃車にして新車の導入。
初仕事はこれも新車(ウチの商品ですな)の納品。これは幸先の良いスタート...と思ったらとんでもない事になった。

納入先は池袋方面。特に渋滞していなければ1時間か1時間半くらいの所。普通、納品は午前中の希望が多いのだけど、お客さんの仕事が終わった5時頃届けて欲しいとの事で3時半に出発。
まだ慣れないのでクラッチの感覚とかしっくり来ないけど新車は気持ちがいいぞ、って事ですいすいと横浜新道から首都高へ。

で、横羽線へ入って少しした所で急にエンジンが吹けなくなる。
あれれ! と思ってシフトダウンしたけれどやっぱりだめ。どんどんスピードが落ちる。
首都高を30キロで走るのは怖い。ハザードランプを点けると後ろの車がガンガン追い越していく。
運良く入路の加速帯があったのでストップ。

止めた状態で空吹かしをしても1400回転以上あがらない。
仕方ないのでくディーラーに連絡。
とりあえず修理の人間を行かせるけど場合によっては工場に入れないと直らないかもしれないとの事。
え〜? ウチの納品はどうなるのよ。

ここでのんびり休んでる時間は無いんだけど、走れないのではお手上げなのでお客さんにも連絡。
「あ、かまわないですよ。」とのお言葉。やー、優しいお客さんでよかった。
なにしろ別のお客さんの紹介で初めての取引である。安い買い物じゃないからいきなり納品の約束に遅れたりしたら印象が悪くなる。気難しいひとなら「もういらねぇよ」なんて言い出しかねない。

待つこと30分。で、その間エンジンを止めておいたら直ってる。おい!。
時間が無いからそのまま行っちゃおうかって考えが頭をよぎるが、もし同じ症状が出たらアウトなので思い留まる。
修理のあんちゃんが来てゴチャゴチャと調べること更に2時間。
昨日の夕方横羽線を走った方。東神奈川でトラック止めてぼけーとしてたのは私です。

もう暗くなってきたので納車は後日に変更してもらう。
結局燃料系のポンプかコンピュータの不良らしい。部品が無ければ修理も不可能。
今の車はこれが困るんだよね。
ウチで扱ってる汎用エンジンなんかも昔のポイント式の時はその場で対応出来たんだけど電子点火になってから故障は減った代わりにいざ壊れると部品が無いと何もできない。
ましてやコンピュータ制御の今の車は端末が無ければ診断すらできない。

走れないわけじゃないから一般道で何とか家まで帰ろうと次の出口に向かったのだけど300メートルほど走った所で同じ症状。退避帯が在ったので逃げ込んで少し休む。で、意を決して走り出すとまたすぐトロトロ。次の出口が近くて良かった。
一般道を低回転で騙し騙し走ればなんとかなるかと思ったけど、やっぱり同じ。これじゃ坂道を登れない。仕方が無いので陸送屋さんを手配してもらって家にたどり着いたのは9時になっていた。荷台の機械を降ろして車はそのままディーラーへ。

一昨日持ってきてまだ10キロしか走ってないんだよ。いきなり三角掲示板を使うとは思わなかった。

納品前の検査で見付からなかったのかい、って言っても仕方ない。そういう事もある。でもちょっと印象悪いぞー、××自動車ー(ウチも機械屋だから武士の情けで社名は伏せておく)。
っていうかウチのお客さんに対する信用はどうなる。お客さんだってかまわないと言ってはくれるけど、やっぱり心の何処かで印象が悪くなってるだろうなぁ。

追記: ポンプやらコンピューターやら、慌てて取り寄せて交換したらしいが直らず、ウチの方の配達に間に合わないのでレンタカーを借りて持ってきた。ウチは配達できればそれで良いので文句は無いけど三日分のレンタル料でディーラーは余分な出費で儲けが減ることになる。

結局原因は中間コネクターがきっちり差さっていなかった、って、明らかな製造ミス。
メーカーはディーラーの経費を保証するんだろうか、なんて余計な事を考えてしまうけど、、、それなら現場でも直ったんじゃんか。
ま、通常在り得ない事だから思い付かなかったんだろうけどさ。

06/09/30
雑記

■ コメント


この記事へのコメントはありません


■ コメントの受付は終了しました。■