ゴジラの味噌汁

かげろう(!日記)
'!' は論理演算子 Not です。
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02年  11月 某日

■  招かれざる客
また、家の中にねずみが出没しはじめた。
今のところたいした被害も無いんだが、いきなり足元を横切ったりされるとさすがに気になる。
ウチは建物が古いのでどこかにねずみが出入りする穴が空けられているんだと思うが、何年かおきに家の中まではびこってくるようだ。
ねずみでもラットじゃなくてマウスのほうである。多分野生の二十日鼠だろう。尻尾を別にすれば体長は4-5pしかないので、視野の端でサッと動くと一瞬ゴキブリかと思ってしまう。中には間抜けな奴もいて、のそのそっと出てきてこちらと目が合ってしまい、一瞬たじろいでから慌てて引っ込んだりすると結構可愛かったりする。

そんなわけで何年か前、罠を仕掛けて捕まえ飼ってみたことがある。
ダニが付いているといやなので洗剤で体を洗ったら暴れたので自分で溺れてしまった。小さな口の中に泡が入って呼吸できなくなったようだ。ぐったりして動かないので死んだと思って箱の中に放置しておいたら30分ほどで息を吹き返した。結構生命力というのは強いもんだ。
透明な箱の中にティッシュを千切って敷き詰めておくと、それを集めて巣のようにして中でうずくまっている。何度か逃亡したがティッシュの巣を作って置いておくとその中に戻っているのだ。慣れてしまうとそちらのほうが安心なのだろう。
無理やり掴もうとして手に噛み付かれたことも有ったが(これが痛いんだ。侮っちゃいけない)安全な事が解ると手の中でくるくると動き回って可愛い。頭が悪いので”人間”という事は認識していないようだが”手のヒラ”は認識していたようだ。顔を近付けても、手の中にいると安心している。
しかし女子供にはいたって不評で、ハムスターと同じだとかウォルトディズニーは野良鼠をモデルにしてミッキーマウスを作ったんたとか言っても全く理解しないのだ。
そんなねずみ(名前なんか付けなかった)だったが、一月ほどで死んでしまった。
ある日、動かないので触ってみたら座ったまま死んでいた。生き物を飼うのは難しいもんだ。

それ以来ねずみを飼った事は無い。
別に家の中を走っているのは嫌じゃ無いんだが食べ物をかじられたりするのはたまらない。小麦粉の袋とかに穴を空けられるともう大変である。こちらも防御するんだか敵のほうが上手だ。いずれ被害が出るのは間違いない。

そろそろ殺鼠剤を買ってこないと。

02/11/22
雑記

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