お経の次は墓参り...なのだが諸般の事情で先に飲み食いを済ます。今回、運転しなくていいので昼間から出来上がってほろ酔い気分。
ってことでお墓参りをして解散。
坊さんも言っていたが、亡くなって12年もすると、日常でも思い出すことは少なくなる。たまには思い出して故人を偲びなさいよってことだそうである。なにしろ白寿まで生きた祖母である。思い出もいっぱいあるが、働き者の祖母で、いつも「本気になってやらなきゃだめだよ。」と言われていた。
翻って今の自分はといえば、何事も遊び気分で中途半端である。もっと頑張ろうと(今日だけは)思う私であった。
葬式の日は寒かったが、今日も寒い。帰りには雪もちらついてきた。
ホームページだとかペーパークラフトだとか、遊びで(それほど熱心にやってる訳じゃないから趣味とも言えないな)やってると、よく「気楽でいいなぁ」なんて言われる。確かに気楽にやってるんで目くじら立てて否定はしないが何時も気楽なわけじゃない。あまりしつこく言われるとだんだん腹が立ってくる。知人の某など、話をしていると最近は必ず口にする。確かに彼も仕事が無くて大変なので同情するが、こちらがよほど気楽に見えるらしい。
ウチだって売上はがた落ちだし零細企業の毎月の資金繰りは大変なんだ。こっちから見れば彼の方が好きな事をやって生活してるんだから余程気楽に見えるし、仕事が無くて生活できないならさっさとアルバイトでも何でもやればいいじゃないかと思ってしまう。
だから、彼から「気楽でいいなぁ」なんて言われると寅さんにバカにされるタコ社長のような気分になる。
タコ社長 「お前なんかに、お前なんかになぁ、中小企業の経営者の苦労は解らないんだ。」
と、泣きながら去っていく。
ここで映画なら、おいちゃんが「そうだ、今のはお前が悪い。」と、寅さんをいさめるんだが、某には言ってくれる人がいない。
もしこれを読んでたら気付いてくれよ、って、読んでるわけないな。
で、そこまでなら”いい加減にしてくれ”で済むんだが、その後に、「だから金貸して」となると論外である。
こちとらお前の何十倍も借入金があるんじゃ。利子だってキッチリ払わにゃならんのじゃい。あまり甘えないでくれ。
原作の感想であるが、アメリカの戦記小説ということで、多少偏見をもって読み始めた。しかも舞台はガダルカナルの対日戦線だから当然敵は日本軍であるから、日本人や日本軍に対する偏見や勘違いは覚悟して読み始めた。ガダルカナル戦といえば、その悲惨さにおいて日本の戦史の中でも特筆すべき戦いだが、この小説を読むとそれはアメリカの兵士(あくまで現場の兵士)にとっても相当悲惨だった事がわかる。
ガ戦に関しては日本側の敗戦としての悲惨さばかりを聞きかじってきたが、勝利者としてのアメリカの兵士から見た恐怖や戦争の虚しさといったことが実感や生活感を伴ってリアルに描かれているのが秀逸であった。むしろアメリカの戦記物といえば勝利者の”たかみ”から描かれた反戦性が鼻に付くものばかりを見せられていたので(まさに「プライベート・ライアン」の世界である。ちなみに映画は観ていないがノベライズを読む限りテレビシリーズ「コンバット」を超える作品には思えない。)これは、これでアメリカの知識層の良心と言えるものだろうし、日米双方の当事者の記録を比較しても、その悲惨さにおいて変わりがないというのは重要である。
で、映画であるが、原作はやたらにモノローグが多い。これをどうやって映画にするのかが一つの興味であった。モノローグは映画にならないが、これをカットしたら作品は成り立たない。そこで結論だが、戦闘シーンや行軍のシーン、他、どこもかしこにもモノローグをかぶせた映画になった。映画としての特性を有る意味、放棄した作りではあるが凄惨な戦闘シーンに物静かなモノローグがかぶると言うのはそれはそれで説得力があるものだ。
そしてもう一つの心配。原作で描写される日本兵は当然よれよれで痩せこけて今にも死にそうなのだが、これを映画で表現できるか?
残念。これはもうしょうがないでしょう。さすがにデブは出て来ないが血色が良すぎる。栄養失調で死にそうな日本人を大量に探すのは無理と言うものだ。二世とかを使わずに本当の日本人で固めると言うのは好感が持てるが、欲を言えばもう少し芝居の出来る日本人を探して欲しかったかな。
でも一番の不満というか疑問は敗走する日本軍にこれだけの反攻をするだけの武器弾薬があったのだろうかっていう本質的な問題。じつは原作ではガダルカナルという地名は一言も出てこないのだが、映画でははっきり”ガダルカナル島”と言っているのだ。ガダルカナル作戦では日本軍が米軍を攻撃したわけで、ガ島と特定しちゃうと日本軍が山中に防衛線を張るってのはちょっと不自然である。
それと、芝居としては登場人物が解りにくい恨みもある。もともと個性的な登場人物はあまり出てこないし、個性的な人物を描くような作品ではないのでしかたがないが、その辺は映画として一歩原作から踏み出しても良かったのではないだろうか。
以上、不満ばかり書いてきたみたいだが、悪い映画ではない。むしろ変に原作と比較しなければよく出来た映画である。良い映画だからこそ逆にちょっとした弱点に目が行くのだ。機会があれば是非観て欲しい一本である。
ついでに「シックス センス」も地上波初登場だそうで。
ブルース ウィリスの映画は”スカ”が多い。「アメリカン ビューティー」なんかは途中までは傑作の予感がしたんだけどね。やっぱりダメだった。
だけどこれは”当り”。もう一度観たいと思わせただけでもまあまあだけど、2度目に観てよく出来てると確認できたってのは”大当たり”じゃないかな。...ま、3度観たいとも思わないけど。
しかし今は簡単にインフルエンザの検査が出来るので驚いてしまった。鼻の奥を綿棒でこすって10分くらいで結果が出てしまう。
医者も数年前は想像もしなかったとか。
で、貰って来た薬を飲んだらアッと言う間に熱が下がった。さすがに医者の薬はよく効くが、新聞によるとこのインフルエンザの薬が品薄だそうだ。結構流行ってるのかなぁ。
結局、4日間も寝込んでしまった。タダでさえ遅れてる仕事が...。
合掌。
で、本日、妹一家が遅めの新年の挨拶...と集金。
妹のダンナに作りかけの(と言っても一応は形は出来てる)ガラモンのペーパークラフトを見せたらすごく喜んでくれた。
身の回りの唯一の理解者である。彼も模型を作るのだが、家では冷遇されているらしい。
だが今日は朝から熱っぽい。この冬二度目の風邪のようである。
子供たちにうつすといけないので早めに退散して部屋で寝る。
そして昨日、JONさんという方からメカニコングの完成写真を送っていただいた。
だけどメールの返事はどうしよう。英語は全く解らないし、周りを見回しても解りそうな奴は居らん。
じつは最近、海外からのアクセスがかなり有るのだ。解析とかしてるわけじゃないので正確なところはよく判らないが、トップページで1〜2割位は外国のホストからのアクセスである。ペーパークラフトのページに至っては海外からのアクセスの方が多い時もある。
確かに展開図を見れば言葉が解らなくてもなんとかなるんだろうけど、ウチのような国内でも無名なサイトを何処で知るのだろう。どこかにリンクが有るのかも知れないが不思議だ。
国を見るとアメリカが多いが世界中の国から来る。場所も知らない国や旧共産圏の国からも来る。(ゴジラはともかく)モゲラやメカニコングがそれほど有名とも思えないが、もっと不思議である。
自分では海外のサイトなんかめったに行かないから、アクセスログを見るとインターネットが本当にワールドワイドウェッブである事を実感する。
で、本日、親父が退院。またうるさくなる。
18日入院して約¥66,000也。一日¥3,600ならもう少し入院してればいいのに。...なんて考える奴が沢山いるから老人医療費が増えるんだろうな。
首都圏は雪に弱いって言うけど、テレビはおおはしゃぎである。日テレなんぞ特別番組までやってる。そんなに重大な事か?たった2センチの雪が。雪国のひとはどう思ってるんでしょうねぇ。
そう言えば「タマちゃん」なんかもおおはしゃぎしてたな。全国放送のNHKまで騒いでたけど、どう考えたってありゃローカルニュースだよなぁ。東京(の大田区、世田谷区)と川崎、横浜以外の人には何の興味も無い話だと思うんだが。
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