ゴジラの味噌汁

かげろう(!日記)
'!' は論理演算子 Not です。
「日記にあらず」と読んでください。

03年  07月 某日

■  七夕
今日の新聞のフジカラーの広告。
あれ?何処かで見たことあるオバサン、と思ったら南沙織サンじゃあーりませんか。
ひゃー、懐かしい。特にファンだったわけじゃないけど一世を風靡したからね。四半世紀ぶりに拝見したが、品のいいおばさんになってますねぇ。
とても50歳近いとは思えない、いい歳のとり方してる。あのもじゃもじゃ頭のオヤジの奥さんってのが信じられない。

で、今日は七夕。だったら何故”7月某日”なんて書いてあるんだって突っ込まないように。お約束なんだから。
やっぱり今日も朝から雨が降ったり止んだりの天気。
七夕といえば光瀬龍氏の命日である。もう四年も経ったんだなぁ。早いもんだ。書店に行っても殆んど氏の本は見かけなくなった。寂しい。
そして光瀬龍といえば火星。奇しくも今年は火星大接近の年。
マスコミは「6万年ぶりの大接近」とか大袈裟に騒いでるけど肉眼で見る限り4年前と大差は無いと思うんだが。
アポロ計画が終わった頃(南沙織さんが活躍してた頃だ。)、「月の次は火星だ」ってことでNASAは今年をターゲットにして人間を火星に送ろうと計画してたけど、ことごとく挫折しちゃったな。
それでも今、日米欧、沢山の無人探査機が火星へ向かっている。当時の構想より少し(大分?)スケジュールが遅れてるけど開発には見た目より経済効率も大事だ。
アームストロングが月に降り立った時、兎が餅を突いてるとかの「夢が無くなる」って言ってた大人もいたけど、「それは違うぞ」と子供心に思ったもんだ。科学の発展、技術の進歩は古い夢の何倍もの新しい夢や伝説を作るのだ。

でも、まだ今年は火星を見てない。天気が悪いし夜中過ぎないと見えないんだよね。でもこれから火星の昇る時刻も早くなるから、晴れたら是非見て下さい。南東の空にひときわ赤く輝く星があったら間違いなく火星だ。
あの運河の東に開けた扇状地に都市(東キャナルシティーと云う)が出来て、更に遠い宇宙を目指してサイボーグたちが闊歩するのだ。そして、必ずそれを光瀬龍氏が見守っているはずだ。

03/07/07
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03年  06月 某日

■  漫画原稿流出
って訳で一ヶ月ぶりの更新。
マンガ関係の掲示板とかで話題になってるみたいだが、去年の暮れ「さくら出版」って会社が潰れて大量の段ボール箱に詰められたマンガの原稿が中野のマンガ専門書店「まんだらけ」に持ち込まれたらしい。
原稿の所有権は作者にあるわけだから常識的に考えれば窃盗か横領である。
ところが「まんだらけ」はそんな事は知らないと、売りさばいていたばかりか作者の返還要求に「買い戻せ」と迫っているそうである。
概要は井出知香恵氏の日記 (6月19日から)
もっと詳細な経緯は渡辺やよい氏の日記(事件の発覚は6月6日から)
一方の主張だけでは片手落ちなんで古川社長の反論(目安箱(BBS)の116から124)

こんな時代だからウチなんかでも最近は取引先が倒産して売掛が焦げ付く事があるし、この出版社も長く原稿料などは支払われていなかったみたいだが、それはお金の問題だ。原稿を勝手に売り払っちゃうのはひどい。
一義的に悪いのは原稿を持ち出した奴なんだけど「まんだらけ」も共犯みたいなもんだな。
いくら法律に触れないといっても道義的には許されるモンじゃない。
確かに古川氏の言うようにまんだらけも盗品を掴まされたんだから被害者の一人かもしれないが一介のコレクターがそんなに大量の生原稿を持ってるはずがない。それを確認しなかったのは少なくとも暗黙の了解があったからとしか思えない。ほとんど悪徳ブローカーと同じじゃないか。百歩譲って本当に、ほんとうに、ホントーーーに知らなかったとしてもそれはプロとしての眼力が無かったってことで、損して当然だ。
唯でさえ胡散臭いあの社長の顔が益々悪人に見えてくる。
急成長の裏ではこんなこともしてたわけだ。

なんて、版権物のペーパークラフトを作って勝手に公開してる奴が言っても説得力無いなー。

03/06/27
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03年  06月 某日

■  ガラモン公開
やっとガラモンのペーパークラフトを公開した。
おおむね好評のようでなにより。
今は大分落ち着いてきたが、公開一週間で通常の二ヵ月分ものアクセスがあった。ありがたいことである。
難産の新作を公開したら安心してしまい、こちらの更新をサボっていた。
ネタが切れた訳じゃないんだけど(午後の紅茶のコマーシャルが面白いとか山梨県道志村が横浜市との合併を希望とかね)基本的に日記のように地道にやるのは苦手だ。持続力が無いんだな。
まあ、更新を期待してる人もいないだろうから、このページも半年以上続いてるだけでもよしとしよう。

03年  05月 某日

■  カルト教団
パナウェーブ研究所と名乗る白装束の集団に警察の捜索。
確かに不気味な集団ではある。「白い恐怖」(^^)
訳の解らない教義に基づいて訳の解らない行動を繰り返す。問題は社会規範を無視して自分たちの基準で行動する事だろう。一般住民からすれば理解できない集団が身近にいるのは不安が募るのは理解できる。警察もオームを野放しにした反省から早めに手を打ったんだろう。

ああ、でもこの数週間の経緯を見ていたら以前見たロマ人のドキュメンタリーを思い出してしまった。
ロマって云うのは普通ジプシーって呼ばれる人々である。
元々インド北西部をルーツにしてヨーロッパに移動した民族であり、宗教の違い、生活習慣の違いから長い間(今も)迫害を受けてきた。
いわく、邪悪な神を信仰する。
いわく、平気で盗みをする犯罪者である。
いわく、風呂に入らないから臭い。
いわく、変な服を着ている。
いわく、変な言葉を話す。
etc. etc.
服や言葉は単に習慣が違うだけだが、ジプシーは犯罪者で、平気で盗みをするとかの偏見は日本人にもある。彼らは彼らの社会規範の中で行動しており、彼らにとっても盗みが良いはずはない。しかし迫害と貧困の中で彼らにとっての異民族であるヨーロッパ人からの些細なかっぱらいに罪悪感を持たないのも仕方ないのかもしれない。それが偏見と無理解を助長する。民衆の嫌悪感は権力を動かし、各国からの追放や処刑、処罰となってさらに迫害される。
今回の一連の騒動は同じ事が日本でも簡単に起こりうる事を示唆した。

別にパナウェーブを擁護する訳じゃない。違法行為があればそれは厳正に取り締まるべきだし処罰されるべきは処罰しなければならない。現に処罰されるべき違法行為も行われているようだからそれなりの対処は必要だが、あくまでそれなりに、である。
だけど微罪を名目にした全国一斉捜査ってのは行き過ぎじゃないか。マスコミが住民の味方面して騒ぎ立てる中でパフォーマンスのような権力の行使はさらに対立を煽るようなもんだ。確かに社会に対して非協調的な集団だから将来凶悪な集団に変貌する可能性はある。しかしそれはもっと地道な情報収集と冷静な判断で芽を摘んでいかなければならない問題だ。それが公安の仕事なんじゃないか。
電磁波がどうのとおかしなことを言っているが、自己完結してるうちは危険は無いが主張を外に押し付けるようになると危険である。
ロマ人は宗教や習慣を外に押し付けたりしない。
オームは姑息な手段で今も膨張を目指しているが、彼らはどうなんだろう。その辺の報道は無い。危険か安全かの判断はそれからである。判断できない段階で偏見を持つのも危険である。
昔、イエスの方舟騒動なんてのがあったが、騒動が収まってから彼らへの評価は180度変ったのを覚えている方も居よう。
無理解と偏見が差別を生む。難しいことだが、寛容な精神で無視する事も必要だろう。
2ちゃんねるの時事や社会の関連板を見ると胸の悪くなるような差別用語が並んでいる。だが彼らが実生活で行動しない限り「発言」は自由であるのと同様であるべきだ。

ロマ人に関しては
http://www.asahi-net.or.jp/~ud4k-ymd/roma02.html
このあたりが参考になります。

03年  05月 某日

■  財布を忘れて、愉快な...
昔、長い事吉野家でバイトをやってた時期があって毎日牛丼を食べていた。多い時は一日三食なんて日もあったので辞めたら絶対食いたくないと思っていた。実際2〜3年は全く食べなかったが、あるとき無性に牛丼が食いたくなって、それ以来機会があるとよく食べるようになってしまった。後遺症だな。
そんな訳で昨日も仕事の途中、車で通り掛りの吉野家に寄ったんだが、食い終わってポケットに手を入れると財布が無い。あちゃ。出かけるときバタバタしてたので忘れて来たんだった。連休ボケかな。
こんな時に限って客が多いんだ。みっともないったらありゃしない。免許証も財布の中だから身元を証明するものも無い。後でよく考えたら車検証があったんだがその時は思いつかなかった。
それでもマネージャーは嫌な顔もせず住所と電話番号をメモして許してくれた。
まあ、こんな時は従業員も客を信用するしかないんだ。それに牛丼の一杯や二杯は誤差範囲内だし...って内情も判ってるから多少気も楽だけど、以前旅行先でお金を落として二日分の宿泊費が払えなくなった時はあせった。
淵野辺の電波望遠鏡を見たくてバイクでふらりと出掛けたら(まだ若かった)大雪になって返れなくなって駅の近くの旅館に泊まったんだった。シーズンオフで客は私一人だし宿のご主人も不安だったろうな。
今考えればお金を送った時お礼状でも一緒に送ればよかった。
03/05/08
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03年  05月 某日

■  MUSES-C 打ち上げ
MUSES-C とりあえず打ち上げは成功。文部省の科学衛星なのでニュースでの扱いは小さいけど小惑星のサンプルを地球に持ち帰るというとても野心的なミッションだ。しかも工学実験探査機というだけあってイオン推進ロケット(昔は夢の推進システムなんて言われた!)や高度な自立航行システムなど盛沢山の実験を行う。実験だから100%の成功は難しいかもしれないが得るところは大きいはずだ。もし本当にサンプルの採取に成功すれば地球外から石(の破片だけど)を持ち帰るのはアポロ以来じゃないか?

03年  04月 某日

■  紫陽花寺
ウチは石屋さんがお墓を作るときに使うクレーンや石材運搬車を売ってるんでお寺にはあちこち行く。故障した機械を現場で修理するのだ。
中には観光名所のお寺とかもあったりするんだが今日は鎌倉の明月院、いわゆる紫陽花寺だ。建長寺や円覚寺とかは時々行くんだが明月院は初めてである。多分厨房の頃一度くらい行った筈だが全く記憶にないので地図を頼りに近くまで行ってみる。
別の現場から回るので朝比奈から八幡様の前を通って北鎌倉へ抜ける最悪のコースだ。(一番渋滞する)
鎌倉は車で行くには道が少ない上に狭いから苦労する。考えてみたら世の中はゴールデンウィークじゃないか。商売をやってると世間様と同じように休むなんて出来ないからつい忘れてた。それでも夕方だったから人は減ってたけど車は多い。

お客さん(石屋さん)に電話で聞きながら何とかたどり着いたら4時で参門は閉まっていたので中から開けてもらった。
中に入れず門の前で記念写真を撮ってる観光客が恨めしそうに見てるのをよそに車で中に乗り付ける。えーい、こちとら仕事じゃい!。
とは言え人気の無い境内はさすがに落ち着いていい雰囲気である。紫陽花の季節はまだだけど参道には色とりどりの花が沢山咲いてるが植物に弱くて名前が分らないのが残念だ。何気なく咲いてるけどすごくよく手入れされてる。広いから大変だろうな。仕事とはいえ紫陽花寺独り占めのリッチな気分になる。
あ、でも岩壁に横穴を掘った鎌倉時代のお墓を物置代わりに使ってるのは興ざめだぞ。

鎌倉も観光客がいなけりゃいい所なんだけどな。

03/04/26
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03年  04月 某日

■  沓掛時次郎
昼間、ふとテレビを見ると映画をやってた。砂浜でヤクザの立ち回り。と、手前にもつれて切りあう別のヤクザが大アップでフレームイン。「おお、凄いアングル。これこそアクション映画だよ!」と思わず引き込まれてしまった。
「沓掛時次郎 遊侠一匹」大好きな加藤泰監督作品だった。
初見だったが、予備知識無しでワンカット見ただけでも巨匠と呼ばれる監督の作品はやっぱり違う。
長谷川伸(原作)といえば戦前の人って感じで我々の世代でも一歩引いてしまうが、今は名前すら知らない人も多いかも。泣かせ方があざといのでイマイチのめり込めないところがあるんだけど目茶カッコイイのは否定できない。
ご存知もの時代劇としては雰囲気が随分現代的で当時(昭和41年)としては血糊の量も多い。もっと古典的な時代劇のファンには少し不満があるかもしれないが最近の節操もなくアメリカナイズされた勘違い時代劇に比べれば守るべきところはきっちりと押さえてあり、加藤泰が油の乗り切った時期の作品で独特の美的センスはファンにはたまらない。
一時ばったりと作られなくなってた時代劇が最近、少しずつとはいえ復活してきたのは歓迎すべき事だが奇をてらった作品が多すぎる。正統的な時代劇映画が出来ないかな...。

なんて考えながら仕事もせずに結局最後まで見てしまった。しかし、真昼間からいい歳したおっさんが目を腫らしてる姿は人には見せられないな。長谷川伸は泣かせ方があざといとか言いながらすっかりその手にはまったのでありました。

03年  04月 某日

■  いろいろ
うーん、しばらく使ってみたけどパソコンの不安定さは変らないなぁ。
良くなった部分もあるけど逆に悪くなった部分もある。Winの宿命と諦めるしかないのか?それともDos/vマシンだからなんてことはあるんだろうか?いわゆるメーカー製のWinマシンは使った事がないけど、もう少しましなんだろうか。

中国はSARSでパニックだな。買いだめに走ってる姿はオイルショックを思い出しちまった。今のところ日本では発症してないからいいようなモンの政府役人の情報統制にかけては似たようなもんだから対岸の火事ではないぞ。
北朝鮮は実質的に核保有宣言。あっさり一線を超えちゃった。向こうも綱渡りなんだろうけど今度はこちらの対応が問われる

03/04/25
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03年  04月 某日

■  マザーボード交換
いいかげんパソコンが古くなったので買い換えたかったんだけどお金が無いので買い換えられない。
今は10万も出せばそこそこの物が売ってるんだけど先に必要なものもあるし、とりあえず間に合ってるからどうしてもプライオリティーが低くなる。しょうがないからマザーボードの交換でお茶を濁した。ボードとCPU、それにメモリーを増設して2万弱である。
いや、別に性能に不満があったわけじゃない。昔の8ビットの時代からすれば夢のような高性能だし普通の使い方をしてれば問題は無いんだけど、基本的に古いんで新しいソフトやハードとの相性が良くない。タダでさえ不安定なWinがやたらとおかしくなる。
いきなりブルースクリーンになったりきちんと終了できなかったり、ある日突然CDにアクセス出来なくなってシステムをインストールし直さなければならなくなったり。(使わない機能ばかり増やさないでもっと基本をしっかり作れよ>ゲイツ。)
よくある事ではあるが程度の問題だ。三ヶ月に一度ウィンドウズを入れ直すってのはまともじゃない。去年はそれでミスってハードディスクを飛ばしてしまった。
とにかくこれで安定してくれればいいんだが。これで当初からのパーツはケースとFDDだけになった。
かくて新しいマザーボードの性能はクロックが5倍、メモリーが1.6倍になったわけだが期待どうり、ってゆーか期待してなかったとうりって言うべきか、I/Oに足を引っ張られるので体感的には殆ど変らない。いくらかストレスが軽減されるかなって言う程度だ。
私見だがパソコンでメールとオフィスくらいしか使わない人はクロック100MHzも有れば十分じゃないかと思う。今のパソコンは不必要に高性能すぎるしソフトがそれに頼り切っちゃってるのもなんだかなぁ。「便所の100W」って言葉を思い出す。まあゲームとか3Dグラフィックとかやるなら話は別だが個人的にはせいぜいペイントソフト止まりである。(でもフォトショップの資源バカ食いと不安定さは何とかして欲しい。だからブラシ以外は使わないけど。)

で、今回の「プロジェクトX」はトロンOS。真っ黒ソフト(Copyright祝一平)は始めから好きじゃないけど坂村ケンちゃんもなぁ。番組では真っ黒ソフトの圧力(だけ)で失敗したみたいに描かれてたけどBトロンが失敗したのはそれだけじゃないと思うぞ。
それでもIトロンが普及したのは組み込み用って着目点が良かったから他にたいした競争相手が無かったのと日本の産業構造に合ったからだ。
大体お上の力を借りて0Sを押し付けるってやり方がおかしい。もし日本だけでトロンが普及しても結局PC98の二の舞になったはずだ。今のWin以外選択肢が無いってのは異常だと思うし、OSの選択肢は増えて欲しいと切に思うけどアプリが無ければどうしようもない。今のアプリは巨大すぎて昔のように無ければ作るってのも個人では限界がある。
WinとMacのソフトがそのまま使えてLinuxみたいに軽くて安定したOS...なんてのは甘いか(笑)。

03/04/16
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