予告編では最終試作と書いたんだけど、一番作りにくい艦橋の再現性を上げるために、少し構造を変えたので艦橋だけもう一度試作。見た目は同じ。...作りにくさも同じか、とほほ。
という訳で展開図はこんな感じ。
でもって、先日のディープインパクトの観測結果がぽちぽち出てきた。
以前は新聞の記事にならないような情報は専門誌を見ない素人では知りようがなかったけどネットのおかげで簡単に知ることが出来る。
ディープインパクト続報 ...アストロアーツ
インパクター衝突の瞬間、巻き上がった雲はパウダー状の塵、しかも表面はかなり硬いようだ。
「彗星-汚れた雪だるま説」だと、私など下手をするとズボっと潜り込んじゃうんじゃないかとさえ思ってたけど (^-^) これはかなり意外。
更なる解析で彗星の姿が現わされるのを待ちたい。
そして、もう一つの原始太陽系の情報を残す天体、小惑星に向かっている我等がはやぶさ(MUSES-C)。
この夏、目的の小惑星「イトカワ」に到着予定で、距離的には現在地球と月の距離の1/3位のところまで近付いている。でもアポロは月まで3日で行ったから明日には着くな、なんて思わないように。
アポロは推進装置も違うし、月の場合重力で落ちて行けば良いのだが、こちらはイオン推進っていう超低加速、省燃料でカメの様に這い進んでるんである。
「アルマゲドン」の中で「小惑星にも重力は有る!」なんてブルース・ウィリスが威張ってサンドバギーみたいな車をぶっ飛ばしてたけど、確かに重力は有る。ただし小惑星の大きさにもよるけど1mの高さから鉄球を(羽でも同じだけど)落とした時、着地まで1時間とか1日かかるなんてレベルだから(タイヤで走れるわきゃないよ)10万キロの彼方での重力加速度なんて無いに等しい。
おっと、話がそれたけど今のところ順調なようだ。
地表のサンプルを持ち帰るってのは大風呂敷にも思えるけど、現在の日本の技術でどこまで出来るかは興味深いところ。心の隅で期待はしてる。
朝、お客さんから電話があって、クレーンの油圧が急に動かなくなったらしい。
設置した状態で動かないから撤収もできないのですぐに来て欲しいとのこと。
症状や壊れたときの様子を聞いて原因は判ったので部品の在庫を確認して地図を見たら、探すまでもない。で、でかい!
東京ドームなら5-6個は楽に収まりそうだ。それが町の真ん中にデーンと在るのだな。
ああ、ここなら通った事有るけど、お寺とは思わなかった。
先に予定が入っていた杉並の石屋さんへ行ってから環七経由、川越街道で埼玉県新座市へ。
お寺はすぐに分ったけど広すぎて入り口が分らない。なにしろお寺の端から端までバス停が三つもある。住宅地から道一本隔てた反対側は広大な森が広がっている。意外と小さな茅葺の総門から車は入れないのだ。
石屋さんに門まで来てもらって現場へ案内してもらう。少し離れた所の作業用の入り口から中に入る。
広くて由緒のあるお寺はたくさん行った。大きな本堂や付随した建造物。先にあげた建長寺や円覚寺などのように、同じ敷地内にナントカ庵とかナントカ院など多数の小さな寺が寄り集まったお寺のデパートみたいな所もある。大抵の場合、周辺は山かそれを切り開いた霊園で、結局見るべきは本堂とその周辺だけだったりして、広くて外から見ると木に囲まれているけど普通は少し入ると墓地が広がってるもんである。
だけど此処は違った。車でどこまで行っても森なんだ。広大な森の中に僅かばかりの墓地が点在している。その森も下草が刈り取られ、適度に人の手が入った雑木林だ。森林公園に迷い込んだような錯覚になる。埼玉といっても郡部ならいざ知らず、練馬からたった20分の所にこんな自然が残っているのは驚異的ですらある。
機械は松平なんとか公一門の墓地の前にあった。高い石の柵で囲まれた大名墓ってやつだ。これ自体は都内にも結構有って、見慣れてるから驚きはしない。
石屋さんは本堂から続く参道の石畳の改修工事をしていたらしい。
分解にてこずって修理に3時間以上掛かったのだけれど、その間、通ったのは森を散策するご夫婦が二組だけ。平日で雨模様ってこともあるんだろうけど観光客もこちらにはあまり来ないようだ。もっとも、道に迷ったら帰れなくなるかもね。
宗教法人とはいえこれだけ広い場所を維持管理するのは大変だろうなぁ、なんていらぬ心配をしてしまうが、維持費を捻出するために木を切って霊園にするなんてことは将来もしないで欲しいな。
鉄腕アトムの「赤いネコの巻」でひげおやじや四足教授が愛した武蔵野ってこんな所だったんだろうと感慨にふける。普段カメラは持ち歩かないが、せめて携帯にカメラが付いてたらと初めて悔やんだ。(今の携帯はもう3年以上使ってるけど壊れないんだ、これが)
そのうち仕事抜きで来たいもんだ。
さて、先日突然ネットに接続できなくなった。
いつもの様にソフトの不具合かと思って設定のやり直しとか、ウィンドウズの修復だとか、じたばたしたんだけど直らない。思いあぐねて以前に滅茶苦茶こきおろした「フレッツ接続ツール」ってやつをインストールしてみることにした。タコなソフトだけど手取り足取り、確実にセットアップ出来そうだったから。
ところがこれが途中でエラーになってしまう。回線終端装置のランプを確認せよと言われたので引きずり出して見る。普段、意識しない装置なモンでパソコンやらFAXやらスキャナーやら、そして、その配線の束やらの手も入らない奥の奥に埋もれてるんである。
ありゃ、LINK FXなるランプが点いてない。まだ使い始めて1年半しか経たないのに故障かよ! ってサポセンに電話したのが午前2時頃。そして、その日の午後には修理にやって来た。さすがにこう云う苦情には対応が早い。朝一でも大丈夫そうだったけど午前中はウチの都合が悪かったから。
でもって修理の兄ンちゃん、やおら回線を調べて「どこかで折れてそうですね。」
ファイバーの場合急激に折れると光が前に進まないでゲインが下がるらしい。電気信号より厄介なのだな。「外を調べて見ます。」と言って出て行った。
調べるったってどうやって電線を調べるのかと思ったら高所作業車で来ているのだった。ご苦労様。作業台の上でごちゃごちゃやってるので私は自分の仕事をしていたら、ほんの15分程で工事終了。
おお、繋がる。
結局回線のトラブルだったのだけど、原因はカラスだったようだ。ファイバーのケーブルを巣の材料にしようと突付くのだそうである。くちばしの跡が付いていたと云う。防衛のしようがないから、またやられるかもしれない。困ったもんだ。ハイテクも野生動物にはかなわない。
話は変わるけど最近急にカラスが増えた。東京のカラス対策で追い出されたのが此処まで逃げて来たんだろうか。横浜も何か対策をして欲しいよ、中田サン。
ゴミを荒らすのも困りものだが、人が近付いても頭の上でじっと見ているのが憎たらしい。
そこでゴミを出すときは輪ゴムを持って行くことにしている。指ゴム鉄砲で撃つんである。
当りはしないけど威嚇効果はある。本当ならエアガンを持って行きたいところだけど、近所の目もあるからそこまでは出来ない。
でも一度だけエアガンをぶっ放したことがある。
先月、家の前の街路樹に巣を作られたときだ。同じ枝に2羽のカラスが頻繁に止まっているので双眼鏡で確認したらほぼ出来上がってる。雛でも生まれたら危なくてしょうがないから先に此処は危ないぞと学習させる為だ。それでも諦めきれずに時々様子を見に来ていたが、近所の人が区役所に通報したらしく、区の職員が撤去してくれた。
ディープ インパクト 打ち込みまであと2日。
少々乱暴なミッションだけど彗星の構造や組成が解れば地球の水は彗星がもたらしたという仮説が証明されるかも。
更新じゃないけど久しぶりに手を入れた。うーん。
そして4月3日、漫画家の岡田史子氏も逝去。
掲示板でSYUさんに教えて頂くまでまったく知らなかった。
ファンページの掲示板によると心臓発作による急死だったようだ。
リアルタイムでトチ狂ったひとりとしては非常にショックである。
COMでデビューしたとたん新人が新人に影響を与えるという特異な現象を巻き起こしたが、数年の活動の後、ぱったりと執筆を止めていた。萩尾望都氏等の働きかけで一度は再開したものの、やはり商業誌とは相容れずに再び筆を絶っていた。
近年、新刊が出たりサイン会を開くなど、再開の兆しに希望を持っていたので返す返すも残念である。
まだ55歳であったとか。若すぎる死に言葉も無い。
共にご冥福をお祈りする。
パッケージには「アナログウルトラシリーズ」とある。
白黒フィルムで撮影された作品をブラッシュアップしてビデオと見まごう鮮明な画質を実現し、ステレオ音声にノイズを加えた「ドルビーアナログ5.1chモノラル」という最新の擬似モノラル技術を採用している。
また、特典映像として香港版劇場用予告編と貴重なメイキング映像が収録されている。
さて、その本編。
各地で発生する時間の異常なリワインド現象。遂には太古の生物であるはずのラドンプテラノドンまで出現。
一の谷博士の助言を受け、この謎を解明すべく鍵を握る人物、波川博士の元へ向かう淳、由利子、一平の三人。
...ウソです。
本当は「荻窪東宝」さんで以前から製作記が掲載されて期待が高まっていた「ウルトラQ」第29話を自主制作しちゃおうという大胆かつ無謀な(^-^)企画が遂に完成。
お疲れ様でしたー。DVDも送って頂き、ありがとうございます。
今まで何本も自主映画を制作をされてきた方だが、なんと、今回は21分の本編がネット上でも見られる! いやー、良い時代になったもんだ。
で、以下、ネタバレも含まれるので未見の方は先に上記サイトでご覧になることをお勧めする。
ノスタルジックな写真構成の導入部に続いて突然「タケダ、タケダ、タケダー」の歌と共に武田薬品の看板を空撮したスポンサーのクレジット。どひゃー、こんな映像、何処で手に入れたんでしょう。途中で挿入されるハイシーAのコマーシャルと共に、この作品が完全なパロディーであることを主張する。
「ウルトラQ」は面白い。だから同じものを作ってみようって発想はあると思う。実際新作が放送されたのは記憶に新しい。でもそれは昔のウルトラQとは別物として見なければ見るに耐えない。でもパロディーなら違いも許せちゃうって云う所が重要である。そうでなければ単なるパクリになってしまう。冒頭でガツンとやっておけば出演者(皆さんいい雰囲気でした。)の違いもビデオによる画質の違いも気にならなくなる。
そしてパロディーであることを承知で見るならば、ミニチュアワークや合成などの特撮、懐かしいソニーのトランジスターテレビなどの小道具、和菓子を作る機械を改造したという時代を感じさせる奇妙なメカ(時間分解装置。なんと(有)青島文化社の銘版が)などが、白黒の画面とあいまって実に懐かしい雰囲気を醸し出して、しっかりとウルトラQしてるんである。
SF的要素も最新の理論とかを変に説明しすぎず、かと言って「何じゃこれ」って云う説明不足も無く、昔の認識をなんとなく納得させちゃう程好いレベル。時間のリワインドってアイデアが自然に映像化されて、あんな懐かしい雰囲気の機械なら実現できそうだなって思わせる。
最後にはお約束のちょっとしたオチも用意されて(パートカラー)これも納得。
そして支配人さんの作品は、サイトをご覧頂くと「無責任パッケージ大作戦」なんてコンテンツが有るように、パッケージや特典映像も含めてトータルの作品なのだ。
パッケージはすみから隅まで支配人さんの独壇場。「JASRAC」の承認シールかと思うと「JALPACK」だったり、「見終わったディスクは必ず最初まで巻き戻し、ケースに入れて保存してください」って、どうやってディスクを巻き戻すんじゃ! とか。ご丁寧に解説も入っていて架空座談会やヲイヲイっていう秘蔵写真も収録。
メイキングビデオにはNGシーンや本編では使用されなかったシーンなども収録されて、出演者、スタッフの和気藹々とした雰囲気が伝わってくる。特にミニチュア撮影中の画面の外の会話などすごく楽しい。
あ、カットされたシーン、これ捨てちゃうのもったいないですねぇ。一平ちゃんが道に迷ったところなんか有った方が良い気もしますが。
願わくばこちらの映像もネットで公開して頂きたい所だけれど、転送量の関係もあるし難しいのだろうか。
多くの登場人物を点描的に描く作品は私の好むところである。長編映画で云えば「グランドホテル形式」ってやつだが、これを短編にまとめるのは難しい。
適切なエピソードを選んで、かつテーマが通奏低音のように一貫していなければならない。
この作品は見事にそれを成し遂げている。
少ないページの中で、それぞれの人物像が的確に描かれる。
例えば初めはおずおずと不安そうに入院してきた塚上が、慣れてくると隣の部屋の若い女性患者の気を引こうとしたり、喧嘩になると尻をまくって啖呵を切ったり、遂には「うらみでもあるのかよー 先生にいうからな」などと台詞を吐くに至って楠の人物造形に脱帽してしまう。長編の中で人物が勝手に動き出し、性格が固まっていくというのはよくある事だが、短編では初めからすべて形作ってからでないと構成がまとまらない。その辺が見事なのである。
更に楠自身の体験を基にしたであろう病院生活の機微は見事である。
昔の病院ってこうだったよな、という描写が随所に現れて、資料性も高い。
冒頭で床屋が出張に来て病室で散髪するとか、八百屋が御用聞きに来たり。
布団は患者の持込みとか、賄いの女性が病室や廊下で寝ていたり。
病室内でギターで歌うシーンがあるが、それでも怒られない。今はテレビすらイヤフォンで聞かなくてはならない。
とにかく昔はおおらかだったのだ。
さて、楠自身の体験は体験として、これは楠勝平がこだわり続けたフィクションであることは間違いない。そしてそのフィクションの部分において作者の気持ちがより濃く出てきているんである。
同じ現代物、同じ病棟が舞台ということでどうしても「参加」と比較してしまう。
「参加」の場合、物語の視点は親の側を描くことにあるが、「大部屋」は患者の気持ちを描くのを中心にしている。
また、「参加」では患者である少年の死は、病気によるものではなく偶然の事故による物であるが「大部屋」の少年は順調に回復する。しかし一緒に手術を受けた平尾は、手術後息を引き取り、隣のベッドの小井出も病気が悪化し、死を暗示して物語は終わる。
この差は大きい。
「参加」を執筆していた時点では、楠にとって死は病気であるか否かによらずやってくるものだったが、それから3年後、更に自身の死までは余すところ3年。「大部屋」の時点では、死は隣のベッドで寝ている。
明らかに病気による死を意識して描かれているのだ。
同時期に描かれた「達磨さん、達磨さん...」が過去への後悔と将来への不安を直接的にぶつけているように、この頃には自身の死を相当に意識していたと思われる。
その不安を直接的に作品にぶつけたのが「あらさのさぁ」や長編「ぼろぼろぼろ」であるが、同時に不安を作品の中でより昇華させる努力もしている。そしてその中から傑作が生まれている。「ゴセの流れ」や「彩雪に舞う」などである。
私としてはどちらの傾向の作品も同様に好きなのだけれど。
今日で9日目。これだけ日記が続いたのは生涯で初めてだったりする。
三日坊主と言うけれど、たいていは二日目でお仕舞い。小学校の絵日記なんて9月になってから書いてたんだから。
まあ、読む方はまとめて読むんで同じことか。こんな時はH゛がほしくなった。でも、もう入院の予定は無いから(当然だ)要らない。それよりロビーに LANスポットでも作って欲しいな。
朝食前に採血。午前中に結果が出て、問題が無ければ午後には退院できる。
診察の呼び出しが来ないので10時から寝直し。今までは昼間寝ちゃうと夜眠れないので我慢してたけど、今夜は消灯時刻が無いので安心して寝られる。
11時に診察で起こされた。とりあえず退院はOKだけど血液検査の結果、白血球の数が減ってないので当分家で安静に、との事。風呂も控えてシャワーだけ、って昨日勝手に入っちゃいました。ひどい患者だ。
「本当ならもう2-3日入院してた方が良いんですがね。」
ひょえー、あぶない、あぶない。なに、退院しちゃえばこっちのモンさ。ウヒヒ。
来週の火曜日に抜糸と血液検査のため、また来なくちゃならない。
ところで、「抜糸」て、普通の外科なら「バッシ」て言うけど、口腔外科では「抜歯」と間違えるから「バツイト」って発音するんだね。面白い。
と言うわけで昼飯を食って早々に退散、いや退院。長居は無用。
今回は可愛い看護婦さんの顔が見れなかったのがちょっと残念。って、やっぱりそこかよ!
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